翔猿、首位キープ 106年ぶり新入幕Vへ貴景勝も食う!!/秋場所

 大相撲秋場所13日目(25日、両国国技館)新入幕の東前頭14枚目翔猿(とびざる、28)は隆の勝(25)を送り出して11勝目。2敗同士の対戦で、大関貴景勝(24)を突き落とした関脇正代(28)と首位を並走する。13日目を終えて新入幕力士がトップにいるのは、昨年秋場所の剣翔以来。大関朝乃山(26)は関脇御嶽海(27)を破って10勝目。正代と翔猿を3敗で朝乃山、貴景勝、平幕若隆景(25)と阿武咲(24)の4人が追う。

 勢いが、眠っていた能力を引き出したのかもしれない。翔猿が相手を術中にはめて、5連勝。11勝目を挙げ、関脇正代とトップを並走する。

 「ちょっと『待った』だと思った。相手がきたので、切り替えて動いた」

 気の抜けたような立ち合いに見えた。翔猿は上体をフワリと起こしただけで、当たれない。踏み込んできた隆の勝の圧力をまともに受け、一気に後退。だが左へ左へ回り込み、相手のバランスを崩して最後は前のめりにさせて、送り出した。

 遅れて立ったようにみえて、実際には先手を取って有利に導く「後の先(ごのせん)」のような立ち合いだ。土俵から飛び出していった相手の後ろ姿をみた翔猿は、驚いたような表情を浮かべ、「アッ、勝っちゃったみたいな感じで…」。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ