渡辺明名人×ヤクルト・小川、スペシャル対談 同日に快挙達成した2人の意外な共通点

 さる8月15日、2人の勝負師が快挙を達成した。将棋の名人戦第6局で、渡辺明棋王・王将(36)が自身初となる名人位を獲得。その直後、プロ野球のヤクルト・小川泰弘投手(30)がDeNA戦でノーヒットノーランを達成した。ヤクルトファンを公言する渡辺名人と小川がリモートで対談し、互いの勝負師としての極意を明かした。 (取材構成・加藤俊一郎、鈴木学)

 ファンの快挙と、エースの快挙が、同じ8月15日に達成された。午後5時38分、名人戦第6局で豊島将之名人を破り、渡辺新名人が誕生した。約3時間半後の同9時2分。小川がノーヒットノーランをやってのけた。

 渡辺 「お祝いのメールを見たら『小川投手もおめでとうございます』とか『お祝いが重なってすごい日ですね』とかいっぱい。そこからニュースを見ました」

 渡辺名人がヤクルトファンと知らなかった小川は恐縮した。盤上とマウンド。舞台は異なれど、互いの勝負に興味津々。心理や駆け引きに、共通点はあるのか。

 小川 「ファウルの仕方は注目するようにしています。引っ張られたらインサイドを狙っていると思うし、開かせてファウルを打たせられたら少し甘くても大丈夫だなと余裕が出ます。そういう感じで一球一球を積み重ねていきます」

 渡辺 「将棋は、相手の考えが分かったところで、自分がどの手を指すのか裏をかけるものではないんです。プロの将棋は結局、二択か三択かで迷っているんですね。だから、それほど突拍子もない手は飛んでこないんです」

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