大坂なおみ、伊達公子に並んだ!四大大会3度目4強、過去3戦全敗の難敵にストレート勝ち/全米テニス

 テニス・全米オープン第9日(8日=日本時間9日、米ニューヨーク)女子シングルス準々決勝で、世界ランキング9位の大坂なおみ(22)=日清食品=が同93位のシェルビー・ロジャース(27)=米国=に6-3、6-4で完勝。四大大会の女子シングルスで伊達公子さん(49)に並ぶ日本選手最多の3度目の4強入りを果たした。10日(日本時間11日)の準決勝で世界41位のジェニファー・ブレイディ(25)=米国=と対戦する。

 勝利の瞬間も冷静だった。大坂は喜びをあらわにすることなく、小さくうなずくだけ。ちょうど2年前の9月8日に四大大会で初優勝を果たした舞台と同じ全米のセンターコートで完勝。その姿からは元世界女王の風格が漂った。

 「(2年前は)赤ん坊のような状態だった。全ての面で当時よりいい選手になった」

 オンラインの会見でも自信をみなぎらせた。日本女子テニス界のレジェンドに肩を並べた。四大大会では優勝した2018年の全米、19年の全豪に続き3度目の4強入り。1994年の全豪、95年の全仏、96年のウィンブルドンでベスト4だった伊達公子さんに並び、日本勢最多となった。

 過去3戦全敗だったロジャースを圧倒した。第1セットではブレークを許したが、第2セットは5つのサービスゲームでわずか3ポイントしか失わなかった。凡ミスもわずか8に抑え「(直近の対戦だった)3年前に敗れた悪夢があった。リベンジできた」と表情を緩めた。

 好調の要因にウィム・フィセッテ・コーチ(40)=ベルギー=の存在がある。昨年12月からタッグを組む同氏は、データ分析にたけた戦略家。大坂は「パワーポイント(発表資料作成ソフト)で戦い方を示してくれる。非常に明確なゲームプランを提供してくれるので助かる」と信頼を寄せる。この日は「真ん中に打つだけでは相手に反撃の引き金を引かせてしまう」とボールを散らすように意識。7本のエースを記録したサーブで主導権を握って、ラリー戦を制した。

 準決勝では世界ランキング41位のブレイディと対戦する。過去は1勝1敗。準々決勝までの5試合全てをストレート勝ちし、四大大会で初めて4強入りした勢いに乗る相手で、大坂も「ショットが多彩で、性格もいい。タフな試合になると思うがベストを尽くしたい」と気を引き締める。

 全米の前哨戦は左太もも裏を負傷して決勝を棄権したが、「少し違和感があるので、テーピングで悪化しないようにしている」と入念にケア。2年ぶりの全米制覇と女王復権へ、油断はない。

 ◆伊達公子さん、V太鼓判「強さ見せつけている」

 全米オープンを独占生中継するWOWOWのテレビ解説を務めた元世界ランキング4位の伊達公子さんは「自分のサービスゲームに絶対の自信を持っている。強さを見せつけてくれている」と大坂のプレーを絶賛。「守りの堅い選手が目の前に立たない限り、大坂選手の自信は揺らぐことはない」と2年ぶりの優勝へ太鼓判を押した。

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