“天理の大谷”達孝太、衝撃の甲子園デビュー

 昨秋の近畿王者・天理(奈良)は甲子園交流試合2日目の11日、第1試合で広島新庄に2-4で競り負け。193センチの大型右腕・達孝太投手(2年)が九回、1イニングを2三振でピシャリと抑え、来年の逸材として名乗りをあげた。

 2-4とリードされた九回表。背番号「11」をつけた大器の出番がやってきた。先発・庭野(3年)から「楽しんで来い。150キロ出して来い」と託されたマウンド。193センチの長身から角度のある速球を投げた。先頭打者を右飛に仕留めた後は見逃し三振、空振り三振。最速143キロをマークして、3人斬りの甲子園デビューだ。

 「甲子園で投げて楽しかった。いつも通りのピッチングをすれば抑えられる。来年につなげて、という思いでした」

 昨秋の近畿大会決勝の大阪桐蔭戦(12-4)で先発に抜擢され、八回途中まで5安打4失点に抑え、優勝に貢献して注目された。コロナ禍で春以降の活躍の場を失ったが「上から角度をつけて投げる」フォーム固めに専念。最近参考にしているのはエンゼルスの大谷だ。

 「体重移動の仕方ですね。右足で立って(左)足が着くまでの下半身です」。同じ193センチがお手本。優勝した独自大会は3年生で臨んだため出番はなかったが、昨秋以来の公式戦で最速141キロを2キロ更新した。

 「練習では150キロ出たこともあります」という右腕は、メジャー志望を口にしたこともあったが、今では「改めて自分で考えて、すぐには通用しない。大学、社会人もあるし、最終的にはプロに行きたい」と気持ちは変化した。

 「達はグラウンドに一番に出てくるなど精神的に成長した。先輩の姿を見てね。来年につながるでしょう」と中村良二監督と期待する。「監督に安心してもらえるように。来年戻ってきて優勝したい」と大器は聖地での大暴れを誓った。

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