ダルビッシュ、大谷の右肘「1、2年は普通じゃない」

 【カンザスシティー(米ミズーリ州)5日(日本時間6日)=共同ほか】米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手(33)がロイヤルズ戦に先発し、7回5安打1失点で今季2勝目をマーク。6-1の勝利に貢献した。右肘の手術から復帰後、右腕を痛めたエンゼルスの大谷翔平(26)については、自身の経験を踏まえ「1、2年は普通じゃない状態になる」と語った。

 速球が、うなりを上げた。最速は98マイル(158キロ)。「体は重かった」というダルビッシュが7回5安打1失点。自身2連勝を飾った。

 「自分の球は全然よくなかったし、コントロールも思うようにいかなかった。何回か、(自分に)ブチ切れたこともあった。でも、次に引きずらずに投げられた」

 登板前日の4日(日本時間5日)は本拠地シカゴでのロイヤルズ戦。試合終了後、敵地でロ軍と戦うためにカンザスシティーに移動し、到着は深夜2時だった。本調子ではない中で三回に先制点を献上したが、辛抱強く打線の援護を待ち、チームの6連勝に貢献した。

 メジャー9年目の33歳は米国で戦う後輩を心配した。右肘の靱帯(じんたい)再建手術から投手として復帰登板を果たしたが、右肘付近の「屈筋回内筋痛」と診断されたエンゼルス・大谷のことだ。2015年3月に同じ手術を受けた経験を踏まえ「16、17年で4回くらい、『絶対に、また靱帯が切れた』と思うくらいの痛みがあった。復帰してから1、2年は(右肘が)普通じゃない状態になる」と苦しんだ。

 今季の登板が消滅した大谷について「僕も同じ状態があった。(特に大谷は)シーズンが(コロナ禍で)ベストのタイミングで開幕しなかったというのもあって、すごく調整が難しかった」と思いやった。

 大谷の復調を願う右腕は好調を維持。チームもナ・リーグ中地区で2位のブルワーズに4・5ゲーム差をつける。

 「(チームは)かなり調子がいいので、自分で(いい流れを)切らないようにと投げているのがいい方向に出ている」。同じく右肘にメスを入れた大谷へ、完全復活の道しるべになる。

★コロナ禍も自然体インドア派

 今季は新型コロナウイルスの感染予防策として、遠征先ではホテルからの外出が禁止されている。ダルビッシュは「もともと全く外に出ないので、遠征でも生活が全く変わらない。逆に僕は(外に)出ちゃ駄目、という方が安心します」と明かした。インドア派の右腕は自然体で異例のシーズンを過ごしているようだ。

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