【ラグビーコラム】「50:22キック」のもたらす妙味とデメリット

 【ノーサイドの精神】スーパーラグビー(SR)がニュージーランドとオーストラリアで再開した。J SPORTSで生の試合を堪能しているファンも多いと思うが、ちょっと面白い試験的なルールがいろいろ採用されている。

 その中で、戦略が変わりそうなものが、タッチキックに関する「50:22キック」と呼ばれるルールだ。自陣22メートル内から蹴ったボールが敵陣に入りバウンドしてタッチに出た場合、あるいは自陣から蹴ったボールが敵陣22メートル内に入りバウンドして出た場合、次のラインアウトはともに蹴った側のボールで始まるというもの。22メートルラインとハーフウエーライン(つまり50メートル)の2本の線をはさむため、この名がつけられた。

 国際統括団体のワールドラグビーは、このルール提案の目的を「ディフェンスラインから相手の選手を下がらせなければならない場面をつくり、攻撃のスペースをつくり出す」としている。これまでのところ各チームとも手探りのような状態で、適用されるシーンは1試合に1、2度程度だが、特に相手22メートルライン内に入ってマイボールのラインアウトになれば、大きなトライチャンスを迎えられる。

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