昨年のラグビーW杯 経済波及効果は過去最大6464億円 

 日本ラグビー協会は24日、昨年開催されたワールドカップ日本大会の分析リポートなどを発表し、経済波及効果は過去最大の6464億円に達したとした。うち約54%の3482億円が訪日客による消費で、インバウンドの取り込みの重要性を再確認する結果となった。スタジアムなどのインフラ整備による経済波及効果は1201億円だった。

 訪日客数は約24万2千人で、欧州から約13万1千人、オセアニアから約5万4千人、アジアからは約2万2千人が来日した。チケット販売総数約172万枚のうち、28%に当たる49万枚のチケットを購入。約6割が初めて来日し、75%が「必ず来たい」と再来日の意向を示した。

 平均滞在期間16泊で、1人当たりの消費金額は68万6117円となっており、長期滞在と高い消費単価が経済波及効果を押し上げた。

 国内12の開催都市別の経済波及効果では、味の素スタジアムで開幕戦など8試合が行われた東京都が1757億円で最も大きかった。新設の釜石鵜住居復興スタジアムで1試合を開催した岩手県は105億円だった。

 また、テレビ視聴者数は世界で延べ8億5千万人を超え、会員制交流サイト(SNS)の動画再生数は前回の2015年大会の約6倍となる20億回強となった。国内居住者を対象にしたアンケートによると、テレビを含めた大会観戦者の75%が、ラグビーを過去に「観戦したことがない」か「過去に何度か観戦したことがある程度」の“にわかファン”で、幅広い層に注目された大会だったことを示した。

 日本大会は台風で3試合が中止になり、45試合を開催。中止3試合を含めたチケット販売総数は184万枚弱で、販売率の99%は史上最高になった。

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