巨人と阪神に圧倒的な「差」 パーラの積極走塁と近本の判断ミス…3タテは当然の結果

 逆転勝ちあり、ボロ勝ちあり。巨人は3連勝という結果以上に、力の差を阪神に見せつけた。

 視察したセ・リーグ球団のスコアラーが「選手の意識の差、質の差が出た」と指摘したプレーがある。4回1死二塁で阪神先発ガルシアから中前適時打を放った巨人・パーラが、近本の本塁送球間に二塁を陥れた場面だ。

 詰まった飛球だったが、二塁走者の陽は躊躇なく三塁を蹴って悠々のホームイン。近本は浅い位置から体勢を崩しつつ本塁に送球したが、一塁のボーアはカットに間に合わず。パーラはすかさずヘッドスライディングで二塁に滑り込んだ。

 スコアラーは「打球の質や走者の陽の足、近本自身の肩を考えればバックホームしても間に合わないことは分かっていたはずなのに、みすみす得点圏に進まれた。次の打者は小林。パーラを一塁に止めておけばゲッツーも狙えた。あそこは絶対に二塁に行かれちゃダメ。ガルシアも切れちゃった」とバッサリ。

 集中力の切れたガルシアは小林に死球を与え、サンチェスの犠打で二、三塁。続く代打北村と坂本の連続適時打で、一挙5点のビッグイニングにつながった。巨人・原辰徳監督(61)はパーラの走塁について、「非常にアグレッシブ。どんな野球にも対応できる、そつのないプレーヤー」とスキを逃さない集中力をたたえた。

 阪神がしっかりしたチームであれば、首脳陣が判断ミスの近本にお灸を据えたはずだが、見過ごされているなら本人はもちろん、ガルシアにも禍根を残すことになる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ