貴重な放送権も惜しみなく スポーツメディアのコロナ対策

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてスポーツイベントが軒並み中止や延期となり、各試合を放送・配信する予定だったスポーツ専門メディアも大きな影響を受けている。CSやBS放送局は過去の試合の再放送などでしのいでいるが、それだけでは加入契約を結んだ視聴者を満足させることはできない。視聴者がスポーツに飢えている今だからこそ、各メディアが知恵を絞った企画でスポーツの魅力を伝えようとしている。(岡野祐己)

あの感動をもう一度

 プロ野球と米大リーグは、ともに3月に予定されていた開幕が延期された。国内最大の計4チャンネルで各競技を中継するスポーツ専門局のJスポーツにとっては大きな痛手だ。

 空いてしまった放送枠を埋めるべく、2006年に日本が優勝した野球の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や、日本が初の8強入りを果たした昨年のラグビーワールドカップ(W杯)を再放送しているが、担当者は「スポーツ専門局として何ができるかを会社一丸で検討している」と話す。

 そこで新たに、ラグビーW杯で日本代表WTBとして活躍した福岡堅樹(パナソニック)の後継者を出演者が語り合う番組を企画。スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズでコーチングコーディネーターを務める沢木敬介氏らをゲストに、4月末に放送予定という。

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