森会長「新たな挑戦、果敢に」五輪組織委、再出発実施本部設置

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行で来年に延期された東京五輪・パラリンピックへ向けた準備を進めるため、大会組織委員会は26日、「新たな出発 東京2020実施大会本部」を設置し、東京都内で第1回会合を行った。

 組織委幹部を集めた会議の冒頭、森喜朗会長は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が延期を「かつてない挑戦」と話していたとして「われわれはそれに臨むことになる」。世界が新型コロナウイルス克服に臨む中、「その突破口の一つが東京2020(大会)になると、果敢に挑戦していくという自覚を組織委全体で肝に銘じてあたってほしい」と訴えた。

 また「7カ年かけてやってきたことが目の前でストップされ、短期間で再度作り上げる難しさがある。ラグビーでいう展開戦。会長として皆さんのやってこられたことを信頼し、そのうえでさらに努力されることに期待したい」と発破をかけた。

 「オリンピック史上、誰も経験したことのない『延期』に立ち向かうことになった」とした武藤事務総長は、「試合会場だけでなく、練習会場や選手村、物品を保管する倉庫まで、1年先まで使えるのかどうか。運営でも、チケットや輸送の問題、これまで結んだ何千件もの契約をどのようにやっていくのか。その先には追加経費が巨額に上ると予測される」と課題を挙げ、「日程を早く決めないと先に進めない」と指摘した。

 そのうえで、「これまでもIOC(国際オリンピック委員会)からは、組織委の活躍を『オリンピックレコード』と言われてきた。再スタートにあたっても『オリンピックレコード』を作ろうじゃありませんか」と呼びかけた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ