阪神・ガンケル、“突貫工事”成功!3回0封でローテ候補返り咲き

 練習試合(DeNA0-0阪神=九回引き分け、25日、横浜)阪神の新外国人、ジョー・ガンケル投手(28)が25日、DeNA戦(横浜)に先発し、3回2安打無失点と好投。2試合連続7失点中で開幕ローテ脱落の危機だったが、見事に“突貫工事”に成功した。

 名誉挽回へ、ガンケルが公式戦と同じ気持ちでマウンドに上がった。3回無失点。持ち味の緩急自在の投球で、9つのアウトのうち6つを、内野ゴロで奪った。

 「きょうは結果を少し気にしていた。いいときの投球をみせることができた。内野ゴロを量産できたからね。(得意の)シンカーも球が動いてくれた」

 一回先頭の梶谷から5者連続で内野ゴロに仕留めると、見せ場は三回。四球と安打で背負った2死一、二塁。大リーグ通算33本塁打のオースティンに対して、高めの釣り球でファウルを打たせ、最後は内角低めの直球で見逃し三振だ。

 「きょうは低めだけでなく高めに投げることも意識したよ。真ん中に投げたら打たれるからね」

 ジョークもさえた。7日の日本ハムとのオープン戦(甲子園)は4回7失点。19日の2軍のオリックスとの練習試合(舞洲)は四回途中7失点。それから「中5日」の突貫工事が始まった。

 映像を何度もチェックし、高めを使う配球だけでなく、フォーム的にも金村投手コーチらから連日アドバイスを受けた。ガンケルは「(セットポジションのときに)体が前に突っ込んで、左肩が開いてしまっていた。後ろに体重を残して、リリースポイントを前(本塁寄り)にすることを意識して投げ込んだ」と収穫を口にした。

 一時は開幕ローテからの降格も検討した矢野監督は「本来のピッチングに近いかなという感じに見えた。本人的にも、ちょっと落ち着いたと思う」と安堵の表情。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕は最短4月24日となったが、助っ人右腕は「開幕に合わせて、やるべきことをしっかりやるだけ」と胸を張った。もう俺のことを心配しなくていいと言わんばかりだった。(三木建次)

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