大谷&雄星コロナ禍直撃…外出禁止令のカリフォルニア現地から緊急リポート

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)19日(日本時間20日)】全米で新型コロナウイルスの感染が拡大し、米大リーグの開幕は最短でも5月中旬の見通しとなっている。サンケイスポーツの大リーグ担当でロサンゼルスに滞在する山田結軌記者と、米北西部のワシントン州シアトルに在住する丹羽政善通信員が現地の様子を緊急リポートする。

 大リーグのオープン戦が中断されたため、18日(日本時間19日)、キャンプ取材をしていたアリゾナ州から約640キロ離れたカリフォルニア州ロサンゼルス(LA)へ車を運転して向かった。

 到着後、知人宅でハンバーグをごちそうになった。久しぶりの手料理とおもてなしの気持ちで、おなかも心も満たされた。メディアは球団施設への立ち入りが禁止されており、野球の取材ができないことが、もどかしい。

 同州の感染者は18日の時点で675人、死者は16人となった。サンフランシスコ市と周辺地域で既に17日(同18日)から外出禁止措置が取られ、影響が州内全域に拡大。19日(同20日)にはカリフォルニア州のギャビン・ニューソム知事が原則として外出しないよう求める外出禁止令を発令した。食料品の調達や医療機関の受診、それらに従事する人や報道関係者らは外出が認められている。

 私は19日に約7時間をかけて、LAの現状を撮影。観光客でごった返すベニスビーチの店舗はシャッターが閉まり、高級ブランドショップが立ち並ぶビバリーヒルズのロデオドライブ通りは人気(ひとけ)がなかった。

 LA中心部のオフィス街は人がまばら。常に渋滞する高速道路は空いていた。私が滞在するホテル近くのスーパーマーケットでは入場者を調整。食料品はスーパーで購入するか、持ち帰りができる飲食店で調達。生活には困らないが、知人は店員に「買いたければ朝に並んだほうがいい」と助言されたそうだ。

 人口4000万人を抱える全米最大の同州に本拠地を置く大リーグ球団はドジャース(ロサンゼルス)、エンゼルス(アナハイム)、パドレス(サンディエゴ)、ジャイアンツ(サンフランシスコ)、アスレチックス(オークランド)がある。

 例年なら日本選手は開幕に備え、オープン戦で最終調整の段階。先行きが不透明な生活に不安を感じている。

★シアトルも閑散

 米国で最初に感染が確認されたワシントン州。同州最大の都市、シアトルの観光地「パイク・プレイスマーケット」は普段なら人でにぎわうが、営業していない店が多く、閑散としていた。

 マリナーズが本拠地とする街の中心部は、それなりに人気(ひとけ)はある。だが全てのレストランで店内での飲食が禁じられ、一部は持ち帰りのみの営業で対応。スターバックスの1号店では購入者であふれないように入場規制が敷かれた。

 日系スーパーでは一時期、お米が売り切れたという。他のスーパーでは品薄傾向が見られるものの、生活必需品はそろえられる。また、ワシントン大学は米国の大学で初めて全ての講義をオンラインに移行した。

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