福永亮次、TKO勝ちで新王者 敗れたサルダール「肋骨が折れた」/BOX

 プロボクシングのWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチが14日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級4位の福永亮次(33)=角海老宝石=が、同級王者のフローイラン・サルダール(30)=フィリピン=に7回1分40秒TKO勝ち。新王者となった。

 右目の下を腫らせて視界が悪くなっても、このチャンスは逃さない。陣営のゴーサインに応えて攻め続け、王者に連打を浴びせた。コーナーに追い込まれた王者は防戦一方。レフェリーが試合を止めた。

 「最高の気分。(相手は)ボディーが効いていたのは分かっていた」

 前半は相手の遠い距離からの右ストレートに手を焼き、ポイントを奪われた。4回終了時の採点では0-2で負けていた。「本当は足を使って闘いたかったが、これでは駄目だと思ってガードだけ上げて、打たそうと思って前に出た。(相手は)パンチ力があったが、ガードを固めればいけると思った」。

 5回からペースをつかみ始め、6回には左のボディーストレートを効かせて、その後の連打でストップ寸前まで追い詰めた。そして7回。再びボディーを効かせてダウンを奪うと、パンチをまとめて試合を終わらせた。

 WBO世界同級9位のサルダールに勝ち、新王者となったことで世界ランク入りは確実だが「レベルが低すぎてもっと練習しないと。もうちょっとしっかりボクシングができるようになりたい」と、今回できなかった足を使った闘い方もできるようになりたいという。

 これでプロ16戦12勝(12KO)4敗と勝利はすべてKO。サルダールは「肋骨(ろっこつ)が折れた」とパンチ力に脱帽だった。15歳からやっている大工の仕事を今も続けている。25歳でボクシングを始め、30歳で全日本同級新人王になった。遅咲きのサウスポーは初めてのメインカードでアジアのベルトを手にした。

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