ラグビーW杯の熱気を未来へ 埼玉県、熊谷に専用グラウンド増設

 昨年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で高まったラグビー熱を将来につなげようと、埼玉県が熊谷スポーツ文化公園(熊谷市)にラグビー専用グラウンドを増設する方針を決め、新年度予算案に設計費や建設費を計上することが5日、分かった。

 ラグビーW杯日本大会では、同公園の熊谷ラグビー場が会場となり、昨年9~10月にロシア対サモアなど3試合が行われた。

 新年度予算で整備される新グラウンドは主に子供の利用を想定しており、あらゆる世代がラグビーを楽しめる環境を整えることで、競技人口の裾野を広げる狙いがある。

 熊谷ラグビー場には、すでにラグビー専用グラウンドがA、B、Cの3面あり、現在4番目となるDグラウンドの整備も進行している。新たな専用グラウンドが完成すれば、熊谷ラグビー場は計5面を有する全国屈指のラグビー場となる。

 県は、優れた会場環境をアピールすることで、将来的にW杯以外の世界大会や全国大会も誘致し、地域活性化やスポーツ振興につなげたい考えだ。

 熊谷ラグビー場が位置する熊谷市は、昭和42年の埼玉国体のラグビー会場に選ばれて以来、ラグビー振興に積極的に取り組んできた。平成3年に熊谷工業高校が全国制覇を果たし、同年に熊谷ラグビー場が完成すると、「ラグビータウン熊谷」を掲げるようになった。

 昨年には、群馬県太田市に拠点を置くラグビートップリーグ「パナソニックワイルドナイツ」が熊谷に移転することを発表している。熊谷ラグビー場のグラウンド増設は、ワイルドナイツの練習環境の充実にもつながりそうだ。

(竹之内秀介)

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