好記録連発!どうなる「厚底シューズ」/箱根駅伝

 令和最初の箱根駅伝は全10区間中、7区間で新記録が生まれ、往路、復路、総合の優勝タイムも全て大会新記録だった。超高速化の一因に、大半の選手が履いて大会を席巻した米スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」の影響を指摘する声が出ている。

 2017年から登場し、軽量化やクッション性のほか、高い反発力が売り。新開発で炭素繊維のプレートが埋め込まれ、男子マラソンの世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(35)=ケニア=や日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=らトップ選手も履いて注目を集めている。

 箱根駅伝では全10区間の区間賞獲得者のうち、10区の創価大・嶋津雄大(2年)を除く9区間の選手が着用した。総合優勝した青学大は今季から「解禁」。総合2位の東海大も全員が履いており、両角速(はやし)監督(53)は「疲れていても、膝を動かすと進んでいく感じがある」と効果を説明した。

 一方、6区で区間新記録を出した東海大の館沢亨次(4年)は「股関節を鍛えないとけがをする気がする。もろ刃の剣」と指摘。東洋大の酒井俊幸監督(43)は「シューズを生かしたフィジカルやトレーニングを各大学がやっていて、準備が整った子が走れる」と分析した。

 1日の全日本実業団対抗駅伝でも着用した選手が目立ち、続々と好記録が誕生した。世界陸連が公平性の観点から調査に乗り出すとの報道も出ており、今後の行方が注目される。

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