羽生結弦、電撃引退カウントダウンに拍車!? 国内でまさかのV逸、世界選手権へ「打倒チェン」「4回転半」の意欲維持できるか

 まさかが起きた。羽生が国内で負けた! フィギュアスケート全日本選手権は22日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(25)=ANA=は、ジャンプのミスを重ねてまさかの3位。172・05点にとどまり、合計282・77点で2位に終わって4年ぶりの優勝を逃した。SP2位からの逆転で4連覇を飾った、年下の宇野昌磨(22)=トヨタ自動車=に初めて敗退。「本当に弱っちいなと思う」と悔しさをにじませたが、まさかの苦杯で電撃引退のカウントダウンに拍車がかかることは確実だ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 絶対王者らしさは全くなかった。羽生は冒頭の4回転ループでいきなり着氷が乱れ、めったにない光景に会場はざわついた。本人も「びっくりしていた。イメージと体の状態がバラバラと乖離していった感じ」と想定外のミスだったことを明かし、「SPは何とかなったが、フリーではどうしようもないところが出た。悔しいしかない」。

 4回転だけではない。その後の3回転ルッツでは跳んだ瞬間に回転がほどけるミス。最後に予定していたトリプルアクセル(3回転半)とダブル(2回転半)の連続ジャンプは、得意なはずの3回転半で転倒した。フィニッシュポーズを早々にほどくと、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 この5週間で3戦の過密日程が大きな原因であることは明白。だが「関係ないです。弱いです」と自らをばっさり切り捨てた。4年ぶりの全日本選手権を振り返り、「終わっちゃったなって感じです。もう…何もないですよ。こんなもんです。弱っちいんで、すごく。ループもトーループも、トリプルアクセルも跳べないようじゃ話にならない。僕の実力と技術が足りなかった。悔しい」と視線を落とした。

 「調整がずっとうまくいっていなかった。自分の体が日に日に劣化している感じがあった」。整わないコンディションに加え、心も揺れている。電撃引退へのカウントダウンが着々と進行しているのだ。表向きは「まだ辞めません」と語るが、いつプロスケーターに転向してもおかしくない状況がそろっている。

 11月のNHK杯の際、外国人記者の質問に「僕は勝つためにやっている。自分ができるMAXの構成ができなければ辞める」と明言。今大会で初めて宇野に敗れたことで、その思いに拍車がかかるのは間違いない。

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