羽生結弦が描く2022年・北京五輪“逆転劇”の胸算用

 現在、羽生選手のコーチは、カナダ人のブライアン・オーサー氏が務めている。2012年から師事して、2度の五輪王者に導いてくれた恩師だ。

 「オーサー氏を筆頭にジャンプ担当のジスラン・ブリアン氏やステップ・ターンを担当するトレイシー・ウィルソン氏など、約20人からなる『チーム・ブライアン』と長年にわたって関係を築いてきました。羽生選手自身もカナダに拠点を置いています。

 そんな中で、ロシア人コーチへの“変更”を示唆したことは、ハレーションも小さくないはずで、関係者を驚かせました。オーサー氏はここ数年、体調不良もあって海外遠征に帯同できないこともあります。今回はジスラン・ブリアンコーチがついていました。フィギュア界ではコーチの変更はよくあることですが、羽生選手が変えるとなれば大きなニュースになるでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者)

 もちろんチーム・ブライアンと羽生選手の絆は深く、2年後に迫った北京五輪を前に、このタイミングでコーチの変更はリスクも伴う。現実的ではないという声が大半だろう。しかし、羽生選手が王者になるためには“王様のジャンプ”が必要不可欠なのも事実だ。

 仮に4回転半が実現できたとしたら、ネイサン選手を圧倒できる可能性は充分出てくる。

 「先のファイナルで大差がついたのは、技術点の部分です。フィギュアの得点はジャンプやスピンなどで加点される『技術点』と、演技力やスケーティング技術からなる『演技構成点』から付けられます。

 羽生選手はジャンプの失敗などがあった一方、ネイサン選手はほとんど成功させたため、大差がついた。しかし、演技構成点では羽生選手の方が上回っていたんです。

 ネイサン選手はこれまで4回転半に挑んだことはありません。今後、羽生選手が4回転半をものにすることができれば、2年後の北京五輪では圧勝するでしょう。再び絶対王者に返り咲くことも可能。周囲には『全然引退しないですよ』と公言していますし、まだまだ羽生選手は勝つために成長していくはずです」(前出・フィギュアスケート関係者)

 次回、ネイサン選手と相まみえるのは2020年3月の世界選手権。羽生選手は、その大会で「4回転半をプログラムに入れたい」と語っている。

 雪辱なるか--。

 ※女性セブン2020年1月1日号

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