15歳・佐藤、世界最高V!19日開幕「全日本」では“羽生2世”が本家に挑む/フィギュア

 【トリノ(イタリア)8日】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで男子2位だった羽生結弦(25)=ANA=がフリーから一夜明けて当地の会場で取材に応じ、来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)でのクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)投入を視野に入れた。ジュニアGPファイナルを制した15歳の佐藤駿(埼玉栄高)は敬愛する羽生の背中を追う。

 快挙を成し遂げた15歳は夢見心地でいた。合計255・11点でジュニアの世界最高を塗り替え、2005年の小塚崇彦、09年の羽生、14年の宇野昌磨(トヨタ自動車)に続いて日本勢4人目の戴冠。羽生を敬愛するシャイな佐藤は、小さな声で控えめに喜んだ。

 「優勝できると思ってなくて。いろんな人からおめでとうと言われ、改めて優勝したと実感した」

 4回転ルッツを鮮やかに決めるシニア顔負けの演技だった。かつて同じ「アイスリンク仙台」で腕を磨いた絶対王者に憧れ、映像を手本に4回転の練習を重ねる。幼稚園のときにプレゼントされたペンダントを付け、今も銀盤に立つ。

 「駿くんなら5回転も跳べるよ」。この日のエキシビションに向けた練習の際、羽生から声をかけられた。さすがに首を横にふったが、それほどの将来性がある。

 19日開幕の全日本選手権ではシニアに参戦し、羽生と同じ舞台に立つ。「将来は五輪で優勝することが目標です」。期待のホープは、憧れの背中を追い続ける。

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