右肘手術の錦織圭 新コーチ迎え、2020年の完全復活を誓う

【いざ!東京五輪】

 右肘負傷のため、今シーズン後半を棒に振った男子テニスの錦織(日清食品)が2020年の完全復活を誓う。10月22日の手術後、リハビリに励んでいる日本のエースは新コーチとして、ベラルーシ出身のダブルス元世界ランキング1位、マックス・ミルヌイ氏との契約を発表。同じ米IMGアカデミー出身で、「理想とする先輩」と話す新たな指導者を迎え、30歳で迎える東京五輪イヤーに突き進む。

 42歳のミルヌイ氏は195センチの長身で、男子ダブルスでは四大大会を計6度制した実績の持ち主。好戦的なプレースタイルで、「ビースト」(野獣)の呼び名でも知られた。錦織が13歳でIMGアカデミーにテニス留学後、すでにプロとして活動していたミルヌイ氏とは何度も一緒に練習する機会があったという。「すごく真面目で、情熱があり、前しか見ずに戦うイメージ。彼みたいなプレーをしたいというのもあった」。当時の好印象もあり、18年の現役引退後、指導者に転じたミルヌイ氏にコーチ就任を要請。「結構スムーズに受け入れてくれた」という。

 錦織は11年シーズンからアルゼンチン出身のダンテ・ボティーニ氏の指導を受け、14年シーズンからは四大大会など主要大会のみをサポートするコーチとして米国出身の元世界2位、マイケル・チャン氏とも契約。両氏の支えもあり、14年の全米オープン準優勝など好結果を残してきた。「長くやっている分、信頼し合い、お互いのことを分かり合って、というところはあった」

 一方で四大大会制覇にはなかなか届かず、3年ぶりのツアー優勝(ブリスベン国際)で始まった今季も全豪、全仏、ウィンブルドン選手権はすべて8強止まり。「もう一歩いきたいなというところも、もちろんあった」。壁を打ち破れないもどかしさを感じてもいた。

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