逆転Vの切り札、羽生の結論は4回転ルッツ フリーに「入れたい」 GPファイナル

 羽生結弦(ANA)はフィギュアスケートのグランプリファイナル逆転Vをかけて7日のフリーで、2017年10月のロシア杯以来約2年ぶりの4回転ルッツに挑む。

 5日のショートプログラム(SP)でジャンプをミスして97・43点。完璧に滑ったライバルのネイサン・チェン(米国)に12・25点差をつけられた。「この点差は大きい」と危機感を抱きながらも、「フリーに向けて何をすべきか」といろいろ考え続けた。導かれた答えは4回転ルッツ。「気持ちとしては入れたい」。公式練習では何度も成功させている。

 SPは「情けない」と振り返った出来だった。3つ目のジャンプを失敗した。4回転-3回転の2連続トーループの際、4回転着氷の時に重心が後ろに傾いて腰が深く沈み、3回転につなげられず、単発に終わった。前半のミスなら、羽生の引き出しの多さからリカバリーが可能だが、最後のジャンプでのミスは致命的。「力が入りすぎた。あまりパターンのないミス」と悔やんだ。

 ただ、2選手前に滑ったチャンの高得点を意識しても「きれいな演技をすればいいやと、割と開き直れていた」と、冒頭の4回転サルコーとトリプルアクセルは美しく決めて出来栄えで加点を得られた。調子は悪くない。「ちゃんとやれば超えられる」と、今年3月の世界選手権(さいたま市)で敗れた雪辱を果たすチャンスは十分に残っている。

 男女を通じて史上初の5度目の優勝が25歳の誕生日プレゼントになるか。4回転ルッツの成功が鍵を握る。

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