尾川堅一、来年の世界再挑戦見据え「KOがベスト」/BOX

 プロボクシングのWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)の前日計量が6日、東京・文京区のJBC計量会場で行われた。

 挑戦者で同級1位の尾川堅一(31)=帝拳=はリミットを100グラム下回る58・8キロで一回でパス。同級王者のジョー・ノイナイ(24)=フィリピン=は1回目の計量で500グラムオーバーしたが、約1時間後に行った2回目の計量で、リミットの58・9キロでクリアした。

 尾川は「仕上がっている。調子は良い。明日が楽しみ」と好調の様子。「KOがベストだが、勝つことが一番次につながる」とこのタイトルを獲得し、来年の世界再挑戦を見据える。

 2017年12月に米国でIBF世界同級王座決定戦を制した後、禁止薬物に陽性反応があったとして試合は無効となり、1年間のライセンス停止処分を受けた。今年2月に復帰。7月に予定されていたIBF世界同級挑戦者決定戦が9月に延期となり、さらにその試合が流れた。その直後はモチベーションが下がったというが、すぐに気持ちを切り替えて練習に励んできた。

 そんな中決まったこのタイトルマッチ。相手のノイナイは今年4月にWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王座を獲得。7月に2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、プロ通算8戦8勝(8KO)だった清水聡(33)=大橋=に6回TKO勝ちして初防衛を果たした強敵だ。

 「右の前の手のストレート気味のジャブと、カウンター気味の左には要注意」と警戒したが、「スピード差があるので問題ない。スピードが一番大事だと思う」と話した尾川。計量をクリアして、水分補給したノイナイは「尾川は強い。グッドファイター。でも私のKO勝ちだ。判定はない」と強気だったが、元気はなかった。

 尾川は最後に試合への意気込みを聞かれ「僕のイニシャルです(KO)」と不敵な笑みを浮かべ、計量会場を後にした。

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