桑田真澄氏、球数制限は「小手先の改革」

 「ワールドマスターズゲームズ2021関西 硬式野球競技リハーサル大会アジアエキシビション」が30日、兵庫・三木総合防災公園野球場で行われ、大会アンバサダーを務める桑田真澄氏(51)=元巨人など=は、日本マスターズ選抜の監督として登場した。

 前日29日に日本高野連は「投手の障害予防に関する有識者会議」から提出された答申を理事会において全会一致で承認し、来春の選抜大会から、一大会期間中は1週間で1人の投手が投球できる総投球数を500球以内に制限することなどを決めた。以前から子どもたちや球児をスポーツ障害から守るために球数制限導入に賛成の立場を示してきた桑田氏はこの決定を受け、「今回の決断は小さな一歩。小手先の改革で、やらない方がいいんじゃないかと思うくらい。なぜもっと思い切って改革できないのか理解できない。素晴らしい人たちが集まって出した結論だとは到底思えない」と切り捨てた。

 桑田氏は米大リーグ・パイレーツでのプレー経験があり、多くのエビデンスを基に、年齢に応じて上限とすべき球数やそれに沿って取るべき休養日を示したガイドライン「ピッチスマート」を参考にすべきだと話し、「日本版を作って一日でも早く適応していかないといけない。日本も米国から野球を学んでやってきたわけですから。追いつけ追い越せでやらないと。いつまでも気合や根性で、お涙ちょうだいのドラマでは子どもたちは守れない」と持論を展開した。

 また、萩生田光一文部科学相(56)が27日の衆院文部科学委員会で、国際オリンピック委員会(IOC)が示すアスリートファーストの観点から「甲子園での夏の大会は無理だと思う」と答弁したことについては「8月だから高校生にやらせるべき。やり方が大事。連戦を防がないといけないので硬式野球だけでなく、そこに軟式と女子の全国大会を入れる。そうすれば登板間隔も空く。阪神は(同日に)ナイターでやればいい。やろうとしないだけでできる」と話した。

 試合は清水直行氏(44)=元ロッテなど=率いる海外マスターズ選抜に10-8で七回コールド勝ち。桑田氏は右肩痛のため出場機会はなかった。

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