羽生、打倒チェン宣言!「ピークはファイナルに」/フィギュア

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯の男子で今季のGP2連勝を成し遂げた羽生結弦(24)=ANA=が一夜明けた24日、札幌市真駒内セキスイハイムアリーナで取材に応じた。世界王者のネーサン・チェン(20)=米国=との一騎打ちが予想されるファイナル(12月5~7日・トリノ)へ向け「やっぱり勝ちたい」と3年ぶりの覇権奪回を宣言した。

 冬の札幌で、羽生が演技に感謝を込めた。ファンの声援を受けて達成したNHK杯優勝から一夜明け、エキシビションでシンガー・ソングライター、松任谷由実の「春よ、来い」をピアノの音に乗せて華麗に舞った。

 「とにかく、けがなく終えられたことが一番の収穫。ファイナルに向けてのいい一歩になったんじゃないかな」

 羽生の視線は男女を通じて初となる5度目の制覇が懸かるファイナルに向いていた。右足首負傷などでここ2年遠ざかっていたファイナルは、合計323・42点の世界最高得点を持つチェンとの決戦となる。「やっぱり勝ちたい。ファイナルはネーサン選手との戦いになるとしか思っていない。勝つことに意味がある」。2連覇中のチェンからの王座奪還を宣言した。

 頂点への鍵は体調管理。今後は練習拠点のカナダ・トロントに戻り、約1週間の調整を経てトリノ入りする。約6時間の時差や移動との戦いもあるが「調子のピークはファイナルに合うんじゃないかなという感じはしている」と自信を示す。

 昨季の世界選手権で敗れたライバルへの雪辱を期す一方で、初めて全日本ノービス(年齢別によるカテゴリー)を制した9歳の羽生結弦と戦っていることも明かした。「9歳で初めて全日本ノービスを優勝したときの、自信しかない自信の塊みたいな自分がいて。そのときの自分にずっと『お前まだまだだろ』って言われてる感じがしている」。五輪連覇を成し遂げても、モチベーションは高まる。

 チェンとの今季初対決へ「(記憶よりも)しっかり記録に残してなんぼだと思うからこそ、しっかり結果を出したい」と強い思いを口にした羽生。トリノで、世界最高得点とタイトルをチェンから“ダブル奪還”する。 (角かずみ)

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