ヤクルト、楽天退団の嶋と入団合意!チーム再建へ交渉解禁即オファー

 ヤクルトが、今季限りで楽天を退団する嶋基宏捕手(34)に獲得オファーを出し、入団合意に達したことが12日、分かった。この日、12球団合同トライアウトが行われ、自由契約となった選手との獲得交渉が解禁された。高津臣吾新監督(50)が就任し、最下位からの浮上を狙うヤクルト。課題となっているセンターラインの強化へ、経験豊富な捕手の加入は強力な後押しとなる。

 電光石火の入団決定だ。12球団合同トライアウトの終了に伴い、自由契約となった選手と他球団の交渉が解禁。これを受けてヤクルトが、今季限りで楽天を退団する嶋に獲得オファーを出し、即日で入団合意に至ったことが判明した。

 2007年に大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天に入団し、13年には球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した嶋だが、今季は腰の張りなどで57試合の出場にとどまった。10月21日に自由契約となり、複数球団が獲得調査を進める中、国学院大時代にプレーした神宮球場を本拠地にする球団を新天地に選んだ。

 今季のヤクルトは中村がチームトップの110試合に先発出場し、続いたのは21試合に出場した2年目の松本直。田中(現ヤンキース)、則本昂ら球界を代表する投手とバッテリーを組み、15年の国際大会「プレミア12」で日本代表に選出されるなどの実績を持つ嶋が加われば、大きな力となるのは間違いない。

 楽天元監督の野村克也氏(84)=サンケイスポーツ専属評論家=から指導を受け、リードにも定評がある。今季のリーグワーストだったチーム防御率(4・78)の改善へ期待がかかる。

 最速154キロ右腕の奥川(星稜高)をD1位指名し、米大リーグ通算1367安打のアルシデス・エスコバー内野手(32)=前ホワイトソックス傘下3A=の獲得にも成功するなど、着々と補強を進めるこのオフのヤクルト。経験豊富なベテラン捕手を迎え入れ、センターライン強化を図る。

★他の退団選手は

 今季限りで中日を退団した松坂は2006年以来、14年ぶりとなる西武への復帰が決定的となっている。西武・渡辺ゼネラルマネジャー(GM)はこの日「いろいろな角度から引き続き、調査していく。本人は米国にいるし、すぐにということはないと思う。来年のキャンプまでに白黒はっきりつけたい」と現状を説明した。阪神退団を表明している鳥谷については、DeNAなどが獲得調査を進めている。

■嶋 基宏(しま・もとひろ)

 1984(昭和59)年12月13日生まれ、34歳。岐阜県出身。愛知・中京大中京高から国学院大を経て2007年大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天入団。1年目から主戦捕手を務め、13年には正捕手として球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を各2度(ともに10、13年)受賞。12年12月から17年まで日本プロ野球選手会会長を務めた。15年プレミア12日本代表。179センチ、82キロ。右投げ右打ち。既婚。今季年俸1億円。

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