ヤクルト、FA福田に背番号「7」用意 初交渉で3年3億円規模提示

 ヤクルトは6日、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言した福田秀平外野手(30)と福岡市内のホテルで初交渉を行った。背番号「7」を用意し、3年総額3億円規模の大型契約を提示したとみられる。他球団の動向次第では次回以降の交渉で条件を見直す可能性もあり、争奪戦が過熱しそうな気配だ。また、ロッテもこの日、福岡市内で福田と交渉。4年総額4億円程度の条件を提示したとみられる。

 約1時間の交渉を終え、福田は爽やかな笑顔を見せた。代理人同席で取材に応じ、交渉内容については「極秘です」と伏せたが、感謝の言葉を並べた。

 「同じプロ野球で戦っているチームの方から、高い評価をしていただいてうれしいです。(別のリーグでも)見ていてくれたんだなと感じます」

 神宮球場の思い出も口にした。横浜市出身。少年時代にはプロ野球、大学野球を観戦するため、亡き父と何度も訪れた場所だという。ヤクルトの印象を問われると「小さい頃から、神宮球場に足を運んでいますので」とうなずいた。

 外野手の高齢化が進むチームにとって、補強ポイントに合致する存在だ。交渉に臨んだ伊東昭光編成部長(56)は「盗塁できる足、その足を使った守備、バッティングもパンチ力、長打力がある。レギュラーは勝ち取るものだけど、うちに来たら常にゲームに出られるような布陣」と熱意を口にし、高津監督の「ぜひ来てほしい。一緒にやろう」というメッセージも伝えた。

 獲得できた場合には背番号「7」を用意しているとみられる。豊田泰光、小早川毅彦、田中浩康がつけた一方、17年以降は空き番となっているため支障はない。

 球団は初交渉で3年総額3億円規模の提示をしたとみられるが、他球団の動向次第では今後、条件面を見直す可能性もある。伊東編成部長は「会いたいというのであれば」と高津監督の“直接出馬”の可能性にも言及した。

 奥川(星稜高)をドラフト1位指名し、新外国人として内野手のエスコバー(前ホワイトソックス傘下3A)の獲得が決定。楽天・嶋の入団も有力となっており、ヤクルトはリーグ最下位からの巻き返しへ、積極補強を続けている。「すごく悩んでいる最中です」と福田。西武、中日、ロッテ、楽天と争奪戦が過熱する中、縁を信じて誠意で勝負する。

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