巨人を軌道修正!石井新コーチ、早速独自メニューで“改革”着手

 セ・リーグ王者の巨人は6日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で秋季キャンプを開始した。若手主体の26選手が参加する中、新任の石井琢朗野手総合コーチ(49)が早速“改革”に着手。プロ野球通算2432安打を誇る同コーチは、広島、ヤクルトでも実績を上げた独自の練習メニューを巨人に持ち込み、打撃力向上を図る。

 日本一奪還への新たな船出を後押しするように、宮崎の空は晴れ渡っていた。スタートした秋季キャンプで新任の石井野手総合コーチが早速、新風を吹き込んだ。

 「スイング軌道は大事。バッティングはタイミングとスイング軌道でほぼ決まる」

 通算2432安打を記録した元名打者はそう強調し、3つの“改革”を打ち出した。

 〔1〕対応力向上 「ゲームで大事になるのは対応力。最低でも2通りのスイング軌道を体で覚えておかないと」。ティー打撃では顔付近の高い球と、膝を折って捉えるほど低い球を交互に自らトスした。

 〔2〕肉体強化 高低差のあるティー打撃には屈強な下半身をつくる目的もある。岡本は「めちゃくちゃきつい」と思わず膝をついたほど。体幹強化へ、重いソフトボール打ちを課した。

 〔3〕強く大きいスイング 居残り特打で打撃投手を務めた石井コーチは、山なりのボールを投げ続けた。遅い球は強くスイングしなければ飛んでくれない。最後は長さ約2メートルの棒を振りながら、ポール間を歩かせるメニューも。「(特打で)強く小さく振って、最後は大きく体を使わせる」のが狙いだ。

 「大事なのは12月、1月のオフシーズン。いろいろな引き出しを選手に与えて、自分に合ったものをチョイスして形にできるか」という石井コーチに、岡本は「すごくいいなって思います」と充実した表情を見せた。秋に種をまき、実りのシーズンにつなげる。 (赤尾裕希)

★石井コーチの独自メニュー

 石井コーチは広島、ヤクルト時代にも独自の練習メニューを取り入れ、話題を呼んできた。広島では1日800-1000スイングを求め「夢の中で振った数も入れていい」と、バットを振り込むことを意識付けした。ヤクルトでは、暗算しながらのティー打撃や体幹を使ったスイングを体に覚えさせる“バット投げ”などを導入した。

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