阪神・矢野監督流虎党喜ぶトレ!目の前で選手の息づかい聞こえるクロスカントリー

 阪神秋季C(5日、安芸)矢野流、過酷トレ! 高知・安芸での秋季キャンプが5日、第2クールに突入し、初めてクロスカントリーが行われた。球場敷地全体を使い、高低差のある全長1・1キロのコースを2周。途中で体幹トレなどが組み込まれ、投手野手が全員参加。矢野燿大監督(50)は、ファンの前で選手が疾走する“ワンチームトレ”の効果に納得顔だった。

 がんばって~! まるで街頭から声援を受ける駅伝のようだ。投手と野手がともに汗を流し、ファンも喜ぶ“ワンチーム”な光景が高知・安芸の地で繰り広げられた。矢野監督が、今キャンプ初の新メニューの相乗効果にうなずいた。

 「トレーナーがそういうこともやってみたいということやったからね。ファンの人が喜んでくれるようなトレーニングをやりながら、そう(競争意識があがる)なったらそれはそれでうれしいし。競争というかね、そういう気持ちが出たことも、それはそれであったと思う」

 和田監督下の2011年にもサブグラウンド外周を走るクロスカントリーはあったが、今回は高低差のある球場敷地全体を使った1周約1・1キロのスペシャルコースだ。

 投手も野手入り乱れて4、5人1組で、サブグラウンドからスタート。まずは腹筋や大小ハードルの両足跳び、3キロのメディシンボールを10回投げるなどのサーキットメニューが待ち受ける。そこからメイン球場までの坂道を登って、最後は88段の階段を下って再びサブグラウンドへ。これを2周する過酷なメニューだ。

 虎党からすれば、目の前で選手の息づかいが聞こえる! 汗が飛び散る! 迫力満点の風景にエールが飛び交う中、選手は1周約6~8分でこなし、ゴールすると座り込む選手の姿も。36盗塁で盗塁王の近本も「周りにファンの方がいると、走るほうは頑張ろうという気持ちになりました。(持久走は)得意じゃないので、頑張ります」と感謝した。

 これまでの体力強化のたまもの? トレーナー陣の想定以上に選手らは早くフィニッシュ。矢野監督が「今日は(次のメニューまでの)時間を持て余して。改善していかないとダメだと思うけれど。もしかしたら、もう1回くらいはあるかも」と注文をつけ、権田トレーナーは「本数や、メニューの強化をしていきたい」と新たな“過酷トレ”の作成に入る構え。選手も? ファンも大喜びの鍛える秋になりそうだ。(新里公章)

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