ドーハ世界陸上の気象数値に“差” 札幌変更の前提条件に揺らぐか

 ドーハで行われた陸上の世界選手権のマラソンで公表された気象データと、日本陸連が独自に測定した値に開きがあることが30日、関係者への取材で分かった。女子の競技中の平均暑さ指数が日本側の数値は1度高く、日本の早朝にレースを実施する場合よりも悪条件だった可能性がある。国際オリンピック委員会(IOC)が示した札幌開催計画の前提条件が揺らぎかねない。

 女子マラソンは9月27日深夜にスタートし、熱中症の危険度を示す暑さ指数は大会側発表では29・5度だったが、給水所横で行った日本陸連の計測の平均は30・5度。大会側は30度以下になると見込んでレース実施を決めていたが、日本側の数値が一度も30度を下回ることはなかった。途中棄権者は4割に達し、マラソン、競歩の開催地変更に傾く大きな要因となった。

 関係者は「(ドーハは)どこでどういうタイミングで測ったのか。これを基に東京も危ない、という判断はおかしい」と指摘した。

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