連続出場33で途切れた山梨学院大 首藤主将「何も考えられない」 箱根駅伝予選会

 26日に行われた第96回東京箱根間往復大学駅伝の予選会。山梨学院大の名前は最後まで読み上げられなかった。プルシアンブルーのユニホームは17位に沈み、初出場から33年続いた箱根駅伝出場の伝統が途絶えた。4年生の主将、首藤貴樹が悔し涙をためて言葉を紡ぐ。

 「頭が真っ白で何も考えることができない。この一日は後悔するだろうな。自分に刻み込まれたことだから」

 総合優勝3度の強豪も近年は苦戦を強いられていた。今年の箱根駅伝は21位に終わり、3年連続で予選会に回った。今季、上田誠仁氏の後を継ぎ、コーチから昇格した飯島理彰駅伝監督はスカウト活動を脇に置き、グラウンドでの指導に専念した。選手は練習をしっかり積めていたという。

 しかしこの日は、気温20度を超える暑さが影響したか、それとも気負いがあったか。ペースが上がらず、本戦出場ラインに9分以上届かなかった。

 箱根駅伝の注目度の高まりを受け、多くの大学が強化に注力。争いは激しさを増す一方だ。陸上部全体の監督となった上田氏は「今まで通りが通用しなくなっている。活発な細胞分裂を起こさないと殻を破っての飛躍はない」と指摘した。リスタートは厳しい現実を直視するところから始まる。(宝田将志)

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