広島・野村、最後のFA交渉で結論出ず「うーん…どう言えばいいんですかね」

 今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した広島・野村祐輔投手(30)が25日、広島市内の球団事務所で球団と3度目の交渉に臨んだが、結論は持ち越しとなった。約2時間の交渉を終えた野村は「いろいろと話をさせていただいた。早く決断できればと思う」と悩める胸中を吐露。野村は今回が最後の話し合いとしており、通算71勝をマークしている生え抜きのエース格の決断に注目が集まる。

 最後の交渉も結論は持ち越しとなった。国内FA権を行使しての移籍か、チーム残留か。広島・野村が揺れている。

 「うーん…どう言えばいいんですかね。普段、話すことはないことをたくさん話させていただいた。早く決断できればと思う」

 鈴木球団本部長と約2時間、膝を突き合わせて語り合った。「ローテーションでしっかり回ってほしい」と先発として期待の言葉をかけてもらったものの、「他球団の話を聞いてみたい」との意向も持っていることから悩んでいる。

 今年7月に国内FA権を取得した。今月9日に球団と初交渉し、今回が3度目。就任したばかりの佐々岡新監督は「一緒にやろうよ」と残留を熱望している。今回の話し合いが最後かと問われた野村は「そうなると思う」としており、今後は自身で熟考し、FAの締め切り期限の11月1日までに結論を出すことになる。

 8年間の実績は十分で、1年目の2012年に9勝11敗、防御率1・98で新人王に輝いた。16年には16勝3敗、防御率2・71で最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。ここ2年はけがで7勝、6勝にとどまったが、通算71勝を挙げている。

 「内容は言えないけど悩みました。こういうことはなかなかない。いろいろと考えるチャンスだった」と野村。今季年俸は1億2000万円で、人的補償が必要なBランク(チーム内の年俸順位4位から10位)とみられるが、FA市場に出れば争奪戦になることは確実だ。 (柏村翔)

 ◆広島・鈴木球団本部長 「いろいろな話ができた。途中経過は話さない。結論が出ていない」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ