阪神・谷本副社長、FA補強は「極めて消極的」 助っ人大砲獲りに本腰

 フリーエージェント(FA)権行使の申請期間が始まった24日、阪神・谷本修副社長兼球団本部長(55)が西宮市内で、今オフのFA補強について「極めて消極的です」と戦線には乗り出さない姿勢を明らかにした。昨年はオリックスから西勇輝投手(28)の獲得に成功するなど例年FA戦線を賑わせてきた虎だが、静観する構えだ。

 日本シリーズが終わり、FA権行使の申請期間がスタート。来季の補強への本格的な幕開けだが、虎はまず静観の構え。谷本副社長が明らかにした。

 「(FA補強に関しては)極めて消極的です」

 昨年はオリックスから西、2016年にもオリックスから糸井をFAで獲得。今年も多くの選手がFA権利を有しているが、行使する可能性がある中で、虎の補強ポイントとマッチしていないのが現状だ。

 今季は12球団トップの防御率3・46を誇り、投手陣は最高の働きを見せた一方で、12球団ワーストの538得点に終わった。シーズン終盤には怒とうの6連勝でリーグ3位。クライマックスシリーズのファイナルステージに進出したが、巨人打線との差が浮き彫りになった。

 今オフに補強が必要となるのは野手。特に福留や糸井、近本らレギュラークラスの多くが左打者ということもあり、右の強打者がポイント。それに当てはまる野手が、移籍を前提にFA権を行使する可能性が低いとみられる。

 しかし当然、このまま来季に向かうことはなく、水面下で動いていく。補強に関しては「随時やっています」と谷本副社長。シーズン中から新外国人候補として、タイラー・オースティン内野手(28)=ブルワーズ3A、アダム・デュバル外野手(31)=ブレーブス=と右打ちのスラッガーらをリストアップ。今季新加入したマルテはシーズン終盤に本領発揮して4番を任せた。来季も契約することが濃厚となっているが12本塁打と中距離ヒッターだけに、さらに一発の魅力を持つ助っ人を求めていく。

 矢野監督は現有戦力の底上げを最重視しているが、今月17日のドラフトでは、1位の西純矢投手(18)=創志学園高=をはじめ、上位指名5人が高校生。15年ぶりのリーグ優勝へは、助っ人大砲を補強できるかどうかが生命線となる。FAは静観しながらも、逆襲に向けた戦力を整えていく。

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