ヤクルト、楽天退団の嶋獲りへ 高津監督、新チーム守備力強化狙い

 ヤクルトが、今季限りで楽天を退団する嶋基宏捕手(34)の獲得に動き出すことが21日、分かった。同日の退団決定を受け、球団幹部が「検討します。選手会の会長もやって、人格にも優れた選手。(獲得の効果を)多方面から検討したい」と明かした。

 この日、嶋が仙台市内の球団事務所で自由契約を申し入れ、了承された。今季の推定年俸は1億円。野球協約の減額制限(1億円以下は25%)を超えるダウン提示を受けていたが同意せず、「もう一度、フラットに勝負させてもらう球団を探したい」と移籍を目指す意向を示した。

 2013年には球団初の日本一に貢献したが、今季は腰の張りなどの影響で57試合の出場にとどまった。「クライマックスシリーズ進出争いをしている中で一緒に戦うことができなかった。戦力として見られていなかった」。愛着のある球団を離れ、新天地を探す。

 いち早く調査に動いていたのが、投手を含めたディフェンス力の向上を狙うヤクルトだ。今季のチーム防御率4・78は12球団ワースト。チームの捕手は、今季110試合で先発した中村が今月3日に右肘のクリーニング手術を受け、2番手は21試合に先発した2年目の松本。経験豊富でリーダーシップにも優れる嶋の獲得は、相乗効果が期待できる。中日、ロッテ、オリックスも調査を進めており、争奪戦が展開されそうだ。

■嶋 基宏(しま・もとひろ)

 1984(昭和59)年12月13日生まれ、34歳。岐阜県出身。愛知・中京大中京高から国学院大を経て、2007年大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天入団。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各2度受賞。12年12月から17年まで日本プロ野球選手会会長を務めた。179センチ、82キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸1億円。背番号37。

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