羽根田、4大会連続五輪切符!東京でリオの「銅」超えだ/カヌー

 カヌー・NHK杯国際スラローム大会最終日(20日、東京・カヌー・スラロームセンター)2020年東京五輪の日本代表最終選考会。五輪会場で行われ、男子カナディアンシングルは16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽根田卓也(32)=ミキハウス=が3位に入り、4大会連続の五輪代表に決まった。女子カヤックシングルは矢沢亜季(27)=昭和飛行機工業=が2大会連続、男子は足立和也(28)=山口県体協=が初めて代表入りした。五輪初採用の女子カナディアンシングルは佐藤彩乃(22)=秋田病理組織細胞診研究センター=が代表に決まった。

 巧みなパドルさばきで、水の流れを的確にとらえた。世界の強豪が東京に集結した国際大会で日本男子のエース、羽根田が貫禄を示した。3位に入り、4大会連続の五輪出場を決めた。

 「(五輪出場を)決められてホッとした。4度も五輪にチャレンジできるのは特別な気持ち。しかも4度目は自国開催で選手冥利に尽きる」

 日本カヌー連盟は、選考対象大会の合計ポイントランキングで各種目の日本勢最上位を代表にすると定める。五輪の本番会場で開催された今大会が最終選考会だった。既に五輪出場が確定的だった羽根田は、準決勝を4位で通過。決勝はノーペナルティーの93・90点を出して3位に入ると、ガッツポーズを見せた。

 「このコースで結果が出たのは自信になる。順位より、いい漕ぎをできたことがよかった」

 日本初の人工コースを「世界で一番」と評価する。「高度な俊敏性が求められ、技術が必要。綿密な技術のある選手が上に来ると思う」とし、自身の特性が生きると見る。引き続きスロバキアを拠点としつつも、日本との往復を重ね、地の利を得る考えだ。

 「このコースで練習できるときは、できるだけやる。それが何よりアドバンテージになる。(東京五輪の目標は)リオ(の銅)以上。そこを期待されているし、応えるのが自分の仕事」。第一人者はキッパリと言い切った。 (只木信昭)

■羽根田 卓也(はねだ・たくや)

 1987(昭和62)年7月17日生まれ、32歳。愛知県出身。2016年リオデジャネイロ五輪で、カヌーで日本勢初の表彰台となる銅メダル。17年世界選手権7位。18年ジャカルタ・アジア大会金メダル。愛知・杜若高-コメニウス大大学院出、ミキハウス。175センチ、70キロ。

■カヌー

 直線コースで争うスプリントと、急流に設置された関門をくぐり抜けながらタイムを換算したポイントを競うスラロームがある。パドルに水かきが1枚なのがカナディアン、両端に2枚付いたのがカヤック。スラロームはゲート番号順に通過しなければならず、ゲートに触れた場合は2秒、通過できない場合は50秒のペナルティーがゴールタイムに加算される。五輪では1936年ベルリン大会(スラロームは72年ミュンヘン大会)から実施。

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