ピンチはチャンス!鳥谷、今季限りで阪神退団も夢追いかける姿見せ続ける

 今までもこれからも、夢を追い続ける-。今季限りでの阪神退団を表明し、現役続行の意志を固めている鳥谷敬内野手(38)が20日、東京都三鷹市で行われた三鷹青年会議所50周年記念事業『みたか夢フェスタ2019』に登場。「終わらない夢を。」というトークイベントでは、子どもたちにピンチはチャンスだと熱く説いた。

 夢を持ち、夢に向かって突き進もう。「阪神の鳥谷」として最後の試合を終えた10月13日の東京ドーム(巨人とのCSファイナルステージ)から1週間。久しぶりに公の場に姿を現した鳥谷が、子どもたちに夢を持つことの大切さを説き、熱く“金言”をおくった。

 「小学校の時にコーチにもらった言葉で、常に大事にしているものがありまして。『ピンチと思うな。チャンスと思え』。今回、自分は阪神を辞めることになって。これはピンチではなくて、チャンス。子どもたちもぜひ、常にチャンスだと思ってこれからいろんなことにチャレンジしてほしいと思います」

 この日『みたか夢フェスタ2019』に参加。三鷹市の中央通りをゆっくりと歩いて回ると、沿道から大歓声を受けた。『終わらない夢を。』と題したトークイベントでは、約300人を前に自身の夢や目標、少年時代について語った。

 プロ入りから16年間を過ごしたタイガースのユニホームを脱ぐ。今後の去就は未定だが、現役続行の意志を固めている。これはピンチではなくチャンス-。「たとえばテストで30点しか取れなかったとする。『30点しかとれなかった。ピンチ』ではなくて『30点から100点まで持って行けるチャンスだ』と」。わかりやすく言葉をかみ砕きながら、壇上から子どもたちに語りかけた。

 「どうやったらそこに近づけるか、どうしたらそうなれるかを日常の中で考えることがすごく重要。夢や目標がないとただ毎日過ごすという日々になってしまう。そういう意味で夢や目標を持つことは重要と思います」

 多くの子どもたちに、大きな夢を持って頑張って欲しい。だからこそ、自身も夢を追いかける姿を見せ続ける。今後の夢について「健康に長生きすることじゃない?」と笑いながらも、力強く言葉を続けた。

 「自分のやりたいことであったりとか、できることを探しながら、いろんな選択肢がある中で、みんな生きているんだということをわかってもらえたら。(その中で)今自分ができるのは野球」

 タテジマでなくとも、グラウンドで駆け回る鳥谷を見せ続ける-。ファンの夢を乗せて、まだまだ羽ばたく。 (箭内桃子)

★好きな動物は象(笑)

 トークイベントの前半で行われたお笑い芸人「ぶらっくさむらい」との特別講演では、子どもたちからの質疑応答コーナーも。8歳の女の子から「何の動物が好きですか?」と聞かれると鳥谷も大爆笑。「ここは虎って言った方がいいのかもしれないですけど」とさらに笑いを誘いながら「ゾウ」と答えていた。

★鳥谷の今後は…

 他球団への移籍を目指す鳥谷については、DeNAなどが獲得を検討しているとみられる。球団から戦力外通告を受けて現役続行を希望する選手は、基本的に12球団合同トライアウト(今年は11月12日に大阪シティ信用金庫スタジアムで実施)を受けることになるが、鳥谷のように1軍でプレーし、実力が明らかな選手は受験しないこともある。鳥谷は受けるか受けないかについては明言していない。トライアウト終了後から、新たな球団と契約できる。

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