五輪マラソン「東京で」 小池都知事、札幌開催見通しに不信感

 来年の東京五輪陸上のマラソンと競歩が札幌で開催される見通しとなったことについて、東京都の小池百合子知事は18日の定例会見で「『東京』の冠がある中で、どうかと思う。盛り下がることにならないか」と不信感をあらわにした。その上で「これまで心血注いで準備してきたので、東京でという気持ちは変わらない」と述べた。

 小池知事によると、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が15日に都庁を訪問し、札幌変更の話を初めて伝えた。武藤氏はその場で「(追加経費は)国が持つ」と言明したという。

 その数日前には、組織委や札幌市、橋本聖子五輪相に変更案が伝わっており、東京が“蚊帳の外”に置かれた形。17日には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が変更案を「決定」と述べており、小池知事は「東京に協議がなく、疑問を感じざるを得ない」と強調した。

 小池知事は「2013年に東京開催が決まったときには、全国的に猛暑だった」と指摘し、「IOCに助言を受けながら、さまざまな対策を講じた」と説明。「突然札幌になったが、なぜ、いつ、誰が、どのように決定したのか」と語気を強め、30日から始まるIOC調整委員会と組織委などの合同会議で説明を求めていくという。

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