日本シリーズ直前、巨人に激震…鈴木尚広コーチ“重婚スキャンダル”で退団

 日本シリーズ開幕のわずか3日前に激震だ。巨人は16日、鈴木尚広外野守備走塁コーチ(41)から退団の申し入れがあり、了承したと発表。理由は「一身上の都合」としたが、自身の“重婚スキャンダル”を報じる週刊誌の発売前に身を引いたのが真相だ。

 19日から福岡で始まるソフトバンクとの頂上決戦に向け、チームはこの日も東京ドームで練習。だが、前日まで、外野手にはつらつとノックを打っていた鈴木コーチの姿はなかった。代わりにこれまで打撃指導に軸足を置いてきた、後藤打撃兼外野守備コーチがノックバットを振るった。

 練習開始の3時間前、球団は唐突に鈴木コーチの退団を発表。シーズン途中という明らかに異常なタイミングだ。公式には「一身上の都合」以上の説明はないが、その引き金となったのは17日発売の週刊新潮だった。

 「巨人『鈴木尚広コーチ』と『美魔女』“重婚”の記録」と題し、タキシード姿の鈴木コーチとウエディングドレスを着た元フリーアナウンサーの年上女性が、結婚式の記念写真風に寄り添う画像を掲載。2011年ごろから関係が始まった、配偶者と未成年の子どもを持つ者同士の「ダブル不倫」と報じている。

 両者とも代理人を介して同誌には不倫関係を否定したが、シーズンの集大成を前に鈴木コーチは身を引くことを選んだ。球団関係者は「大事な試合を前に、チームに迷惑をかけられないということだろう」と話す。

 代わって村田修一ファーム打撃兼内野守備コーチ(38)が昇格し、「1軍打撃コーチ」登録でベンチ入り。日本シリーズで1軍首脳陣に「走塁コーチ」が1人もいない異例の体制となった。

 鈴木コーチは現役時代、原監督のもとで足のスペシャリストとして開花。球団歴代3位の228盗塁をマークして16年限りで引退した。昨秋に原監督の復帰に伴い初入閣。ユニークな練習法を取り入れてナインの走塁意識を高め、今季チームはセ・リーグ2位の83盗塁を記録していた。

 身から出たさびとはいえ、指導者として初めて立つはずだった大舞台で、一塁コーチスボックスに入ることはかなわず。20年の現役生活を送った生え抜きのスピードスターは、現場復帰から1年足らずで球団を去る。(笹森倫)

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