フィギュアGPシリーズ18日開幕 雪辱誓う羽生

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズはスケートアメリカ(18~19日、ラスベガス)で幕を開ける。2022年北京五輪へ向け、新境地に挑む選手が多いシーズン。日本の羽生結弦(ANA)、紀平梨花(関大KFSC)らも、新しい目標を掲げて今季を戦う。

 男子では今季、羽生が雪辱を期している。昨季は右足首を痛めGPファイナル、全日本選手権を欠場。3月の世界選手権ではネーサン・チェン(米国)に敗れ2位と不完全燃焼だった。「負けたままで終わらせたくないという気持ちがすごく強かった」。今季はショートプログラム(SP)、フリーとも昨季と同じ曲で臨む。前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)習得も目指している。

 世界選手権で3位だったビンセント・ゾウ(米国)に及ばず4位に終わった宇野昌磨(トヨタ自動車)は、メインコーチ不在で臨む。新環境でジャンプ以外の「表現」を磨いており「楽しいと思える試合を一つでもしたい」とリンクに立つ。

 女子は4回転ジャンプ時代が到来する。今月のジャパンオープンで3種類計4本の4回転を着氷させたアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)、9月のロンバルディア杯で4回転ルッツを成功させたアンナ・シェルバコワ(ロシア)がシニアデビュー。平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)も健在で、日本勢の脅威になる。

 シニア1年目の昨季、NHK杯とGPファイナルなどを制した紀平は4回転サルコーに挑戦中。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も磨いている。「物語が浮かんでくる滑りをしたい」とオフにはダンスやバレエの鍛錬を積んだ。

 4年連続GPファイナル出場の宮原知子(関大)は4回転ジャンプについて「すぐ跳べるようにはならない。自分の強みを見つめ直してそこを磨いていきたい」と、冷静に自然体で挑む。(久保まりな)

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