恐るべしスコットランド…ロシアを圧倒61-0、主力温存でも9T完封/ラグビーW杯

 ラグビー・ワールドカップ日本大会1次リーグA組(9日、スコットランド61-0ロシア、静岡)日本が入る1次リーグA組で、世界ランキング9位のスコットランドが同20位のロシアに61-0で大勝。日本初の8強入りは持ち越しとなった。スコットランドは9トライを奪い、4トライ以上に与えられるボーナス点1も得て、2勝1敗の勝ち点10。A組は3連勝の日本が同14でトップ、アイルランドが2勝1敗の同11で続く。日本は決勝トーナメント進出を懸け、この日は主力を温存したスコットランドとの最終戦(13日、横浜・日産スタジアム)に臨む。

 主力を温存しながらも爆発力を見せつけた。34-0で快勝した9月30日のサモア戦から先発14人を入れ替えたスコットランドが、理想的な試合運びでロシアを圧倒。タウンゼンド監督は日本戦を見据えて、にやりと笑った。

 「ボーナスポイントが取れなかったら厳しくなっていた。大量得点が試合を面白くする」

 1、2戦目で出番の少なかった控え組が奮起。SHレイドロー、SOラッセルの名コンビに代わって先発したHB団が試合を優位に進めた。

 元代表主将の名選手を父に持つSOヘースティングズは、前半13分に巧みなステップで突破して先制トライ。その後もSHのG・ホーンがハットトリック。出番に飢えた面々が躍動して一方的な展開に持ち込み、後半4分にボーナスポイントを得られる4トライ目を決めると、さらに5トライを上積み。スタンドで見守ったレイドローも余裕の表情を見せた。

 中3日で臨む13日の日本戦。前回2015年イングランド大会は初戦で、中3日の日本と対戦して45-10と圧倒した。だが今大会は逆の立場。ヘースティングズは「タフな試合になる。スタジアムもわれわれには厳しい」とアウェーでの一戦に気を引き締める。

 過去の対戦はスコットランドの10勝1敗と圧倒。今大会の日本戦はテレビで全て観戦したという選手もいる。主力を温存しての快勝で、万全の状態で1次リーグ突破を懸けた大一番を迎えることになりそうだ。

 「全ての取り組みが日本に対応するため。防御とセットプレーが、きょうはよかった。日本戦はそれが鍵になる」と指揮官。右肩上がりで日本の前に立ちはだかる。 (丸山汎)

■データBOX

 ◎…前戦でサモアに34-0で快勝したスコットランドは、W杯史上初めて2戦連続の無失点勝利。一方のロシアは0-35で敗れたアイルランド戦に続く零敗で、W杯で初めて2試合連続の無得点となった。

 ◎…スコットランドの9トライ、61得点は1995年大会にコートジボワールから13トライを奪い、89-0と大勝して以来の記録。

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