紀平、価値ある大敗…4回転の申し子トルソワと初激突も個人3位/フィギュア

 フィギュアスケート・ジャパン・オープン(5日、さいたまスーパーアリーナ)日本、欧州、北米によるチーム対抗戦。紀平梨花(17)=関大KFSC、宮原知子(21)=関大、宇野昌磨(21)=トヨタ自動車、島田高志郎(18)=木下グループ=の日本は合計602・16点で2位だった。昨季グランプリ(GP)ファイナル女王の紀平はフリーを滑り、144・76点の3位。点数は非公認ながら、160・53点で1位だった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)に15・77点差を付けられた。

 紀平の表情はどこかすっきりとしていた。日本での今季初戦。温かい声援の中で、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本成功させたが、女子トップのトルソワとの差は15・77点。今後の課題が明確になった。

 「4回転サルコーが必要になってくる。4回転の練習をしつつ、他のジャンプもミスなくできるようにしたい」

 2022年北京冬季五輪で、金メダルのライバルになるロシアの新星とシニアでは初の顔合わせ。今季シニアデビューし、現行ルールで女子の世界最高得点(238・69点)を持つトルソワが、3種類計4本の4回転ジャンプを着氷させ、160・53点をマーク。ロシア勢の壁の高さを痛感した紀平は、4回転ジャンプの必要性を再確認した。

 今大会では4回転サルコーの挑戦を「ノーミスで演技したいから」との理由で回避したが「北京五輪には、必ず4回転を持っていけるようにコンディションを整える」と先を見据えた。次戦のGPシリーズ第2戦スケートカナダ(25日開幕、ケロウナ)で再びトルソワと激突する。フィギュア女子の4回転時代が幕を開ける。 (武田千怜)

 ◆169・09点で2位だった2018年平昌冬季五輪銀メダルの宇野昌磨 「すごく構成を落としたけどミスが出てしまった。これから少しずつ上がっていけばいい」

■ジャパン・オープン

 日本、欧州、北米による男女混合のチーム対抗戦。男女各2人、計4人の選手がフリーの演技を行い、その合計点で順位を決定する。国際スケート連盟(ISU)公認の国際大会だが、得点は非公認。

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