高津ヤクルト10・1誕生!楽天・美馬&西武・十亀ら調査、FA大補強へ

 ヤクルトの来季監督に高津臣吾2軍監督(50)の就任が決まり、10月1日に会見に臨むことが29日、分かった。球団が国内フリーエージェント(FA)権を持つ日本ハム・中島卓也内野手(28)、楽天・美馬学投手(33)、ソフトバンク・福田秀平外野手(30)、西武・十亀剣投手(31)の獲得調査を進めていることも判明。今季、最下位に沈んだ燕が大型補強で巻き返す。

 ヤクルトの黄金期を支えた守護神に、球団の再建を託す。来季の新監督に高津2軍監督の昇格が決定。10月1日に就任会見に臨む。

 今季は59勝82敗2分けで最下位に沈み、2年契約の最終年だった小川監督が退任。2017年から3シーズン、2軍監督を務めた高津氏に白羽の矢が立った。

 新監督を支えるべく球団は大型補強に動く。国内FA権を持つ日本ハム・中島、楽天・美馬、ソフトバンク・福田、西武・十亀の獲得調査を進めていることが判明した。

 今季の656得点と167本塁打はともにリーグ2位を記録した半面、739失点とチーム防御率4・78は12球団ワーストで、97失策はワースト2位。投手陣を含めたディフェンスが、最大の課題となっている。

 先発投手で熱視線を送るのは2人の右腕。美馬は身長169センチと小柄ながら、今季も25試合で8勝5敗をマーク。ローテーションの一角として計算できる。十亀は通算51勝を挙げている右のサイドスロー。今季は5勝にとどまったものの、シーズン終盤に好投し、チームのリーグ2連覇に貢献した。

 野手では中島が遊撃守備に定評があり、日本ハムで選手会長を務めるなど経験も豊富だ。西浦のけがもあって遊撃手を固定できなかったヤクルトの補強ポイントの一つでもある。福田は走攻守で能力が高く、高齢化が進む外野陣を活性化できる。4選手は補強方針に合致。今オフ、FA宣言した場合に備え、球団は調査を本格化させる。

 現有戦力の底上げも図る。この日の高津2軍監督は社会人野球チーム、バイタルネットとの練習試合(戸田)で采配を振った。7日開幕のみやざきフェニックス・リーグも当面は指揮する予定で、若手選手の見極めが新監督としての初仕事となる。

 「若い子には、ゆっくりする時間はない。どんどん試合に出して、実戦で覚えていけばいい。今年やってきたことを継続することと、来年の準備が大事」

 14年オフに国内FA権を行使した成瀬(ロッテからFA)と大引(日本ハムからFA)を獲得し、翌年に14年ぶりのリーグ優勝を果たした。FA市場で選手を獲得すれば5年ぶり。戦力アップでV字回復を狙う。

■高津 臣吾(たかつ・しんご)

 1968(昭和43)年11月25日生まれ、50歳。広島県出身。広島工高、亜大を経て91年ドラフト3位でヤクルト入団。最優秀救援投手4度。2003年オフにFAでホワイトソックス移籍。メッツを経て06年にヤクルト復帰。08年から韓国、台湾などでプレーし、12年にBCL新潟で現役を引退。NPB通算598試合で36勝46敗286S、防御率3・20。日米通算697試合で44勝52敗313S、防御率3・22。14年からヤクルトでコーチを務め、17年に2軍監督就任。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。年俸2300万円。背番号99。

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