日本が世紀の大金星!世界2位アイルランド撃破、悲願8強見えた/ラグビーW杯

 ラグビー・ワールドカップ日本大会1次リーグA組(28日、日本19-12アイルランド、静岡)世紀の大金星だ! ラグビーのW杯1次リーグA組で世界ランキング9位の日本が、世界2位で優勝候補のアイルランドに19-12で逆転勝ちした。前回2015年イングランド大会で優勝2度の南アフリカを破り、“W杯史上最大の番狂わせ”と呼ばれた勝利から4年。再び世界を驚かせた日本は2連勝で勝ち点を9に伸ばしてA組首位に立ち、試合後の世界ランキングは過去最高の8位に浮上。初の8強入りへ大きく前進した。次戦は10月5日に世界15位のサモアと愛知・豊田スタジアムで顔を合わせる。

 空気は一瞬にして沸き上がった。試合終了の笛がスタジアムに鳴り響くと、4万7813人の地鳴りのような歓声がこだまする。1次リーグA組最強のアイルランドに大金星。桜の戦士は勢いよく、天に腕を突き上げた。

 「本当に素晴らしい結果。選手を誇りに思う。このために練習してきたので、結果が出てよかった。歴史に残る試合だ」

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)が、誇らしげに分厚い胸板を張った。

 序盤は相手のペースだった。前半13分、同20分とトライを献上。だが、敵の見せ場はここまで。勝利を呼んだのは、日本のスローガンである“ワンチーム(一つのチーム)”の姿勢だった。

 日本は同30分に、NO・8マフィが右脇腹を押さえてうずくまる緊急事態。交代したのが、FLリーチ主将だった。後半に“切り札”として起用する狙いが、予定より早い登場。それでも「いつでも出る準備はしていた。入ったときに必ずインパクトを残すことを意識していた」。ロシアとの開幕戦は精彩を欠いたが、攻守に奮闘。チームを背中で引っ張った。

 逆転トライを決めたのは、急遽(きゅうきょ)出場したWTB福岡だった。先発を予定していたWTBトゥポウが前日練習で左太もも裏を痛めたため外れ、控えのレメキが先発に。W杯前、6日の南アフリカ戦で右ふくらはぎを痛め、20日のロシア戦に続いて欠場するはずだった福岡は控えに入ると、後半9分に途中出場。9分後には左隅に飛び込んだ。誰かが抜ければ補い合う信頼関係で、伝統ある欧州6カ国対抗のチームからW杯で初勝利を奪った。

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