【ラグビーW杯 再現 日本-アイルランド戦】日本劇的勝利 日本19-12アイルランド

 ■試合開始前 ラグビーのワールドカップ(W杯)の日本代表は28日、静岡県袋井市の静岡スタジアムに世界ランク2位の強豪アイルランドを迎えて1次リーグA組2戦目を戦う。開幕戦でロシアを30-10で撃破した日本。悲願の決勝トーナメント進出に向け、勝ち点5で並ぶ優勝候補のアイルランドとの大一番に、会場には両チームのサポーターが続々と集まり始めている。

 アイルランドは初戦のスコットランド戦を27-3で快勝。密集戦で圧倒する攻撃力と、相手をノートライに抑えた堅守が強みだ。昨年の世界最優秀選手、SOセクストンはけがで欠場だが、主力のWTBアールズとFBカーニーが復帰する。過去の対戦は9戦全敗。アイルランドの強力FWに、日本は磨いてきた2人がかりのタックルでしのぎ切れるか。

 ■前半0分 コイントスで選択したアイルランドのキックオフで開始。アイルランドの攻撃をターンオーバー。ラックからのサイド攻撃を展開し、フルバックの山中亮平がウイングの松島幸太朗へのキックパスを仕掛ける。ただ、インゴールでアイルランドに押さえられ、先制はならず。

 ■前半4分 日本はフォワードがつないで、縦の突進。アイルランドがたまらず、オーバーザトップの反則を犯して日本はペナルティキックを選択。5分25秒すぎ、田村のペナルティキックが外れ、日本が先制のチャンスを逃す。

 ■前半13分 アイルランドは日本5メートルラインあたりまで攻め込み、ラックから出たボールをSOカーティが右サイドにに大きくキックパス。CTBリングローズがキャッチし、そのまま右隅に先制トライを決めた。ただ、コンバージョンキックは決まらず、日本0-5アイルランド

 ■前半15分 日本は短いキックで試合再開。角度をつけたパス回しにアイルランドはゴール正面で思わず反則。ペナルティキックを選択した日本は、今度は田村が決めて、3点を返した。

 ■前半20分 アイルランドが攻め込み、SOカーティがインゴール手前で短いキックパス。FBカーニーがキャッチし、そのままなだれ込んでトライ。コンバージョンキックも決まり、日本3-12アイルランド。

 ■前半22分 アイルランドはこの試合、効果的なキックパスからFBカーニーが突進。日本も必死のディフェンスで耐える。

 ■前半25分 日本は細かいパス回しでSH流大がゴール付近までボールを運ぶがチャンスを生かせず。

 ■前半30分 NO8マフィが負傷で退場、日本は主将のリーチ・マイケルを投入した。

 ■前半33分 日本は相手22メートルライン付近でアイルランドの反則からペナルティーキックを選択し、SO田村優がきっちりと決める。3点を返し、日本6-12アイルランド。

 ■前半34分 6点差につめよった日本は、ミスからターンオーバーを許し、22メートルライン内に攻め込まれるも必死の守り。スクラムからアイルランドの反則でピンチを逃れる。

 ■前半37分 攻め込んだ日本に対して アイルランドは22メートルライン付近でノットロールアウエイの反則。

 ■前半39分 SO田村が距離のあるペナルティーキックを決めて、3点を返した。日本9-12アイルランド

 ■前半42分 ゲームが途切れれば前半終了の中で、日本はテンポ良くフェーズを重ね、アイルランド22メートルラインまで攻め込む。ラックから出たボールをライン参加したHO堀江翔太がキック。転がったボールはタッチラインを割り、日本9-12アイルランドで前半を終えた。

 ■前半解説 林雅人元日本A代表監督 世界ランキング2位の強豪相手に、日本は良い戦いをしている。前半を9-12で折り返し、全ての勝負は後半に託された。前半のアイルランドの2つのトライは、競り合うキックパスから奪ったものだった。コンタクトやモールで日本は押し切られたわけではないので、決して悲観することはない。日本はこのままテンポの速い攻撃を続け、相手のスペースをつくことができれば、トライのチャンスは十分にある。キックとランを上手く使い、相手エリアでいかに速い攻撃を展開できるか。逆に、自陣での反則は気をつけたい。(キヤノンアシスタントコーチ、元日本A代表監督)

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