炎鵬5勝目、ひねり技一閃 79キロ重い矢後を転がす

 巧みなひねり技を駆使することから「ひねり王子」の異名を持つ炎鵬。自分より体重が79キロ重い矢後も手玉にとった。

 立ち合い、しゃがみ込むようにして懐に潜り込んだ。しかし、上から覆いかぶされ、首を抱え込まれる苦しい形に。そのまま約30秒耐えて自ら動いた。素早く腰を落とし、左下手を振り、右手で相手の左腕をつかんでひねった。矢後の大きな体が土俵を転がった。

 決まり手は「かいなひねり」。業師らしい相撲で5勝目を挙げ、「イメージができていたのが良かった」と喜んだ。

 ひねり技を使いこなせる力士は少ない。炎鵬は「まわしの位置、距離感…すべてが合わないとなかなか決まらない」と難しさを説明する。巨漢ひしめく相撲界を99キロの小さな体で生き抜くために身につけた技でもある。

 ちなみに炎鵬は「ひねり王子」という愛称は嫌いだという。「王子」が似つかわしくないというのが理由だ。報道陣から「『ひねり職人』は?」と聞かれると、まんざらでもない様子で満面の笑みを浮かべていた。(浜田慎太郎)

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