原巨人、18日にもM48か49点灯!セ界独走9・5差ターン

 (セ・リーグ、阪神1-4巨人、13回戦、巨人9勝4敗、10日、甲子園)巨人は10日、前半戦最終戦となる阪神13回戦(甲子園)に4-1で快勝。敵地での伝統の一戦を3連勝で飾り、9連戦を8勝1敗と大きく勝ち越した。80試合を終えて48勝31敗1分けで貯金は17。4年ぶりに復帰した原辰徳監督(60)の下、2位のDeNAと阪神に9・5ゲーム差をつける独走状態で、早ければ18日に優勝へのマジックナンバー(M)48か49が点灯する。

 梅雨の蒸し暑さを吹き飛ばす快勝劇。ナインを迎える原監督のハイタッチは、いつも以上にパチン!と力が入った。伝統の一戦で虎を寄せ付けず、指揮官はご満悦だ。

 「3連勝すればありがたいなというところはありましたけど、うまい具合にいきました」

 球宴前の9連戦を8勝1敗。交流戦明けから数えれば11戦10勝と勝ちまくり、貯金17。セ・リーグの貯金を独占し、前半戦を折り返した。

 原監督は今季、4年ぶりに復帰し、監督通算13年目。前半戦を首位で折り返した際の、2位との最大ゲーム差は2002年と12年の「4・5」。今年の「9・5」は、それを大きく上回る。

 采配が見事にはまっている。弱点とされた救援陣は勝ちパターンの確立が遅れたが、開幕から試行錯誤を重ねてプロ4年目左腕の中川を軸に据えた。そこに先発から転向させた田口、大竹、沢村が力を発揮。けがから復帰したマシソンも加わって厚みを増した。

 この日が5連投となった田口は七回に3番手で登板し、1回で12球を投げて無失点。連投中の5試合は計2回2/3で30球を投げて1失点。左腕は「1軍で試合に携われるだけで今は幸せ」と言う。

 シーズンオフにハワイで自主トレを行った際、エンゼルスの大谷らに食事指導も行ったスポーツ料理研究家・村野明子さんに同行してもらい、体重を約2キロ落とした。今でも毎朝、体重計に乗り、ベストの83キロをキープ。球に力が戻り、少ない球数で結果を残すことで5連投にも応えた。異例の起用に踏み切った指揮官も「スタミナは一番ある」とニンマリだ。

 これまでの原政権下のマジック点灯は13年8月9日のM39が最速。今季は18日にもマジックが点灯する。開幕前から標榜(ひょうぼう)してきた“のびのび野球”にも「のびのびという点ではね、出ていると思います。ベンチでも活気のある、意味のある声をちゃんと出せている」と手応えは十分。5年ぶりのV奪回を目指す原巨人が最高の形で前半戦を終えた。

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