八村「僕がチームの中心になる」 メディア40人の前で大注目!NBA始動

 【ワシントン25日(日本時間26日)=竹濱江利子通信員】米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で、ウィザーズから日本選手初の1巡目(全体9位)指名を受けた八村塁(21)=ゴンザガ大=が本拠地のチーム施設で始まったミニキャンプに参加、プロとしての第一歩を記した。初の練習で精力的にコートを駆け回り、チームの中心選手になることを目標に掲げた。

 2時間45分の練習で、八村は終始楽しそうに動き回った。昨年9月に完成したばかりの新しい練習施設「メドスター・ウィザーズ・パフォーマンス・センター」で、プロの第一歩を踏んだ。

 「いい感じで(キャンプが)始まったのでよかった。ずっと一人で練習してきたので、久しぶりの感じがした。楽しかった」

 日米合わせて40人ほどの報道陣が集まる中、「WASHINGTON」と胸にプリントされた練習用ジャージーにウィザーズのロゴマークが入ったハーフパンツ姿で参上。報道陣に公開された練習終盤の30分では、1セット3分で4対4の実戦形式のメニューや軽いシュート練習などが行われた。

 実戦形式では鋭いドライブから得点を決め、ゴール下で体を張ってリバウンドを奪った。軽々とダンクシュートを決める場面も。随所でドラフト1巡目の実力の片鱗(へんりん)を見せつけた。選手やコーチたちとハイタッチしたり、育成担当コーチから「ルイ」と呼ばれて指導を受けたりと、早くもチームに溶け込んでいる様子だ。

 ミニキャンプは27日(同28日)までの3日間。7月5日(同6日)に始まる若手の登竜門、NBAサマーリーグ(ネバダ州ラスベガス)に向けた練習で、チームの主流ではなく下部リーグ(Gリーグ)でプレーする若手が主体だ。ゴンザガ大時代に対戦したテネシー大の中心選手で、今年のドラフト2巡目で指名されたアドミラル・スコフィールド(22)も参加。かつてのライバルがチームメートとなり切磋琢磨(せっさたくま)している。

 「そういうプレーヤーと一緒にできるのも面白い。僕がこのチームの中心になれるように、どんどん見せていきたい」

 サマーリーグの後は日本代表に合流し、W杯中国大会(8月31日開幕)、そして10月のNBA開幕へ。八村は長いスター街道を歩み始めたばかりだ。

■八村 塁(はちむら・るい)

 1998(平成10)年2月8日生まれ、21歳。富山市出身。中1でバスケットボールを始める。宮城・明成高で全国選抜優勝大会を3連覇。3年時に高校総体も制した。2015年6月に高校生でただ一人、日本代表候補に選出。卒業後は米ゴンザガ大に進学。当初は英語が話せなかったが、上達とともにチームの主力となった。18年6月に韓国との強化試合で代表デビュー。家族はベナン出身の父と日本人の母、弟、妹2人。ポジションは主にフォワード。203センチ、104キロ。

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