阪神・北條は「小技」も武器 ルーキー木浪と遊撃手争い激化!

 阪神は交流戦で4年連続カード負け越しているソフトバンクとの今季初戦(11日=ヤフオクドーム)を引き分けた。

 4時間42分の総力戦を終えた矢野燿大監督(50)は「結果(は)勝ち。そういうことにする!」とあくまで前向き。この日こそ5安打2得点にとどまった打線だが、今季交流戦で西武と並び12球団トップタイの32得点を挙げている。

 貴重な2点目となったのは4回、高山の先制打が飛び出した直後の1死一、三塁で、「9番・遊撃」でスタメン出場していた北條史也内野手(24)のスクイズだった。1ボールからの2球目を相手先発・ミランダの前に転がし、三走が生還した。

 延長12回無死一塁でもこの日2個目の犠打を決め「(先頭打者が)出たら分かってたんで。1球で決められてよかった」と胸をなで下ろした。

 激しいレギュラー争いのまっただ中にいる。今春のキャンプの時点では正遊撃手の最有力候補だったが、不振が響いて開幕スタメンを同い年のドラ3新人、木浪聖也内野手に譲った。ここまでの出場数では、木浪の53試合に対し、北條は29試合にとどまり水をあけられている。

 悔しさをにじませながら、試合中ベンチでは声を張り上げ、コミカルな動きでムードを盛り上げるなど、プレー以外の面でもチームに貢献。

 「アイツは本当にそういう部分もしっかりやっている」と高く評価する清水ヘッドコーチは、遊撃レギュラー争いでは“小技”も武器になるとみている。「あそこ(遊撃)は競争だからね。(北條、木浪の)両方が必死に、切磋琢磨してやってくれて伸びてくれれば、俺らの理想通りになる」とうなずく。

 Hランプこそつかなかったものの、「スクイズも(一発で)ちゃんと決めたし、ベンチも盛り上がった。アピールになる」と北條の働きを評価した。若虎2人の争いが熱い。(山戸英州)

 ◇交流戦ソフトバンク-阪神1回戦(1分、18時、ヤフオクドーム、3万4423人)

 阪    神 000 200 000 000-2

 ソフトバンク 000 100 001 000-2

 (延長十二回規定により引き分け)

 本 福田3号(1)(メッセンジャー)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ