五輪チケット、抽選申し込み延長12時間で駆け込みID登録36万件超!

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日、同日午前11時59分に締め切った五輪チケット販売の抽選申し込みで、申し込みに必要なID登録の件数は約750万件、販売サイトへの累計アクセス数は約2425万件だったと発表した。当初、28日午後11時59分だった締め切りを12時間延長すると、駆け込みで36万5800人以上が申し込みに殺到した。

 29日午前11時59分。五輪チケット販売の抽選申し込みを締め切った。組織委の鈴木秀紀チケッティング部長は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「1、2日目にたくさんのお客さまにご迷惑をおかけした。うまくいったとはいえないが、最善を尽くし、3日目以降は混乱なくお求めいただけた」

 5月9日午前10時の受け付け開始から販売サイトへの累計アクセス数は約2425万件、申し込みに必要なID登録の件数は750万8868件に上り、2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪を上回った。

 当初の締め切りだった28日深夜が迫ると急激にアクセスが増え、最大で101万人がサイト内のウェイティングルーム(待合室)で待機し、約3時間半の待ち時間が発生した。組織委は締め切り4時間前の同日午後8時に半日の延長を決定。延長した29日昼の締め切り間際も約28万人が待機していたが、午後1時過ぎには全ての受付が終了。ID登録は延長前の714万3064件から、半日で36万5804件が駆け込みで増加した計算だ。

 「想定していた対応。結果的に集中を緩和できた」と、鈴木部長は延長した経緯を説明。ネット上には「順番待ちが91万人! 無理じゃね?」との声があがる一方、「(29日の明け方には)ID登録から申し込み完了まで10分でした」「期限の5分前に登録して申し込み滑り込みセーフ」と喜ぶ人もいた。

 抽選結果は6月20日に発表。メール連絡と同時に専用サイト「マイチケット」ページで確認できる。気になるのは、当せんを装った振り込め詐欺だという。組織委は当せんを伝えるメールに、購入手続きへ誘導するアドレス(URL)を貼り付けることはせず、手紙や電話での連絡もしない。こうしたメールや電話は詐欺の可能性があると注意を喚起した。

 当日は専用サイトに再びアクセスが集中する恐れがあり、組織委は「都合のいい時に」と呼びかけた。当せん者は7月2日までにチケットを一括購入する必要がある。

★まだ買えます

 今秋以降には専用サイトで先着順販売が行われる。今回同様にID登録が必要となる見通し。来春以降には東京都内に販売所が設けられる。東京五輪での実施が危ぶまれたボクシングは今回の申し込みで対象外だったが、22日にオリンピック委員会(IOC)理事会で開催を承認。6月のIOC総会での正式決定を受け、販売方法などを確定させる。

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