勝、逃げ切りV!ぶっつけ全米女子オープン/国内女子

 中京テレビ・ブリヂストンレディス最終日(26日、愛知・中京GC石野C=6482ヤード、パー72)首位から出た勝みなみ(20)=明治安田生命=が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算14アンダーで今季2勝目を挙げた。アマチュア時代の1勝を含む通算4勝目。27日発表の最新世界ランキングで50位以内に入ることが確実となり、30日開幕の海外メジャー今季第2戦「全米女子オープン」の出場権を得ることになる。河本結(20)=フリー=が2打差の2位。

 出だしの1番(パー4)で勝は今大会初のボギーを打った。波乱の展開を予感させた最終日。一時は首位に並ばれた。それでも勝った。今季初優勝からわずか3週間。勝の底力を証明した。

 「すごく楽しんでいました。13番で(首位に)並ばれて、何かよくわからないけど安心した。気持ちが楽になった」

 6番(パー5)で2つ目のボギー。だが、焦りはなかった。8番(パー4)から2連続バーディー。「流れが悪い中でもバーディーが取れる。まだ大丈夫」。池越えの15番(パー3)では7メートルを沈めた。「自分を信じてやってきたご褒美」と表現したバーディー。再び単独首位に立ち、あとは危なげなく逃げ切った。

 前週までの世界ランキングは54位。今回の優勝で50位以内に入ることが確実で、30日開幕の「全米女子オープン」(サウスカロライナ州チャールストンCC)の出場資格を“滑り込み”でほぼ手中に収めた。「試合が始まる前に初めて知りました。何か行くみたいです」。母・久美さん(52)には「バタバタして面倒臭い」と話していたが、優勝賞金が約1億円と知ると「俄然(がぜん)、やる気が出てきました」と目の色が変わった。

 来年の東京五輪にもつながる初の海外メジャー挑戦。正式に決まれば、28日に日本をたつ。「五輪に出たい気持ちはもちろんある。でも目標を決めて、それがかなったらそこで終わってしまう気がする。まだ、ゴルフ人生は始まったばかりなので」。

 目標を尋ねられたときの答えは、常に「笑顔で楽しく」。“肩すかし”の答えこそが、まだ20歳の勝の強さの源といえる。 (臼杵孝志)

■データBOX

 ◎…最終組の勝、松田鈴英、新垣比菜は3人とも2017年プロテスト合格者。記録が残る2002年以降、プロ同期3人の最終日最終組は今年3月の「アクサレディス」で18年合格組の河本結、臼井麗香、脇元華が回って以来2度目。

■勝 みなみ(かつ・みなみ)

 1998(平成10)年7月1日生まれ、20歳。鹿児島市出身。祖父の影響で6歳からゴルフを始める。鹿児島高1年時の2014年4月「KKT杯バンテリンレディス」でツアー史上最年少優勝。17年7月にプロテスト合格。昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」でプロ初勝利。今季獲得賞金は4959万5332円でランキング2位。157センチ、56キロ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ