巨人・岡本、広島の猛進止めた!復活3ラン&激走Vホームイン

 (セ・リーグ、巨人5-4広島、11回戦、広島6勝4敗1分、26日、東京D)巨人・岡本和真内野手(22)が26日、広島11回戦(東京ドーム)の八回1死満塁で中堅への浅めの飛球で三走として本塁へ激走。タッチをかいくぐる“神走塁”で、決勝のホームを踏んだ。一回に10日のヤクルト戦(東京ドーム)以来、12試合ぶりとなる9号3ランを放つなど、不動の4番が走攻で活躍した。チームは5-4で勝利。広島の連勝を「11」で止め、同カードの連敗も5でストップした。

 アウトか、セーフか-。リプレー検証を待つ東京ドームは静寂に包まれた。山本貴球審の手が横に広がり、巨人ベンチは大興奮だ。八回1死満塁、重信が放った浅めの中飛で、タッチアップした三走・岡本が巨体を揺らし、間一髪で生還した。

 「重信さんが(本塁に)かえりやすい外野フライを打ってくれたので、楽々かえれました」

 打球が上がった瞬間に三塁コーチスボックスの元木内野守備兼打撃コーチから「行くぞ! 行くぞ!!」と声が聞こえた。「ホームだけ見て走ろう」と必死に腕を振り、会沢のタッチをわずかに交わす“神走塁”で11連勝中の広島を止めた。

 50メートル走5秒7の重信が犠飛を放ち、巨体の岡本が生還する立場逆転の決勝点。4番の走塁を以前は「もう少し、軽やかに走らないといけない。何かを引っ張っているような走り」と評していた原監督も、「あのくらいの距離がいいかもしれない。(塁間の)25、6メーター。非常に柔らかさ、センスを感じさせたね。あのスライディングは」と笑顔でたたえた。

 自慢の打棒も調子を取り戻してきた。ここ10試合で40打数7安打(・175)と不調に陥っていたが、1点を先制された直後の一回1死一、二塁に広島先発、アドゥワのスライダーを捉えて、左翼席中段に飛び込む9号3ラン。10日のヤクルト戦以来、12戦ぶりの一発となった。

 首位攻防の3連戦。2連敗を喫し、負けられない状況で指揮官は、1番に好調の亀井を入れ、大城を初の「5番・一塁」で先発出場させた。それでも中心に座ったのは岡本。「いつもやられっぱなしじゃ駄目」と4番は奮い立った。チーム一丸の勝利で広島とのゲーム差を「2」で踏みとどまった。

 「この3日間もちょっとずつ、いいなと思うところもあって、それが結果となって出てよかった。もうすぐ交流戦なので、全勝できるように頑張ります」と岡本。28日からは3位阪神との3連戦(甲子園)。主砲が、原巨人に逆転Vへの流れを呼び込む。 (赤尾裕希)

 ◆岡本のタッチアップに巨人・元木内野守備兼打撃コーチ 「(中堅手が)動きながらの捕球だったから、行けるかなと。和真がよく走ったし、スライディングもうまかった。俺は行けと言っただけ」

★犠飛といえば…

 岡本は23日のDeNA戦(東京ドーム)の四回1死満塁の場面で大貫から右犠飛を放った。「なんとかランナーをかえそうと思っていたので、とりあえずはよかった」と岡本。実はこれがプロ5年目、通算882打席目の初犠飛だった。試合後に事実を知った原監督は「どういうこと? それは褒めるべきじゃないね」と笑った。

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