完全復活の大谷、猛打SHOW!前日HRの勢いそのままメジャー通算100安打

 【ミネアポリス(米ミネソタ州)14日(日本時間15日)】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(24)がツインズ戦に「3番・DH」でフル出場し、4打数3安打1打点と活躍した。右肘の手術から復帰後、1試合3安打は初めてで228日ぶり。メジャー通算100安打を達成し、複数安打と打点は3試合連続。積極的な打撃などで完全復調を印象付けた。チームは3-4で敗れ、大谷が打点を挙げた試合では今季初の黒星を喫した。

 センサーと体の反応が一致した。大谷が右肘の手術を受けてから打者復帰後、初めて1試合3安打の固め打ち。復帰後初の本塁打を放った前日の勢いそのままに、鮮烈な輝きを見せた。

 「凡打した打席も内容があって、よかった。各打席でボールも見えていましたし、いい反応ができた」

 納得顔で振り返った通り、まず第1-3打席、全てファーストストライクを捉え「ボールの見極め」で完全復調を印象付けた。

 一回2死の第1打席は初球をスイング。好守に阻まれたものの打球速度170キロの“超速”ゴロとなった。四回2死では、2ボールから155キロの速球をはじき返し中前打。175キロのライナーでメジャー通算100安打に到達した。

 2-4の六回1死二塁では1ボールからチェンジアップを中前に運び、右寄りの“大谷シフト”の二遊間を抜く中前適時打とした。八回には投手への内野安打で、出場3試合連続打点&複数安打をマーク。1試合3安打は、昨年9月28日のアスレチックス戦以来、228日ぶりだ。

 今月7日(日本時間8日)の復帰当初はボールの見極めなど微妙な感覚のずれに試行錯誤していたが、この日は違った。大谷は昨季79打席でファーストストライクを打ち、打率・514(72打数37安打)、8本塁打、27打点をマーク。好調のバロメーターが、まさに積極的な打撃にある。

 「打球速度」にも好調さが表れた。米サイト「ベースボール・サーバント」によると、大谷の平均打球速度はジャッジ(ヤンキース)の158キロに次ぐ2位の155キロ。内角を厳しく攻められながら、持ち前の中堅から左方向に強く打ち返す打撃で10日に・125だった打率を一気に・321まで上げてきた。

 「ゾーンに来たボールをしっかり打ちたい。ボール球を見送ることができていますし、浅いカウントでもしっかり変化球を打てている」と大谷。2度の走塁死こそあったものの打撃面の不安はもう、ない。打者専念で臨む1年。言葉にも、確かな自信が漂った。

 ◆中継局「FOXスポーツ・ノース」で解説を務めた2006年ア・リーグMVPのジャスティン・モーノー氏 「きっちりと、(右寄りのシフトで)空いているところに打球を運び、ランナーをホームにかえした。彼はすぐれたアスリートだ」

■データBOX

 大谷がメジャー通算100安打に到達。日本野手では12人目。野手での出場は111試合目で、到達スピードは青木宣親(2012年=ブルワーズ)と並ぶ8番目。398打席での到達は新庄剛志(01年=メッツ)と並ぶ5番目のスピード。最速はイチロー(01年=マリナーズ)で62試合、298打席。2位が松井秀喜(03年=ヤンキース)の81試合、364打席。

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